2019/03/18
ラーメン専門店 本家 第一旭@新宿御苑 「ラーメン」

京都の老舗にして超有名店の「第一旭」が、12月新宿御苑に進出したとか。「第一旭」といっても実はいろんな系統があるのですが、あの高倉塩小路の「本家」直系。ということは、行列も本家並みということで、私には縁のない店と思っておりましたが……たまたま、14時過ぎに地下鉄で御苑を通りがかり、昼飯もまだでしたのでちょっと偵察。3人待ちでしたので、そのまま並びました。

いやぁ、「本家 第一旭」なんて、京都で学生生活していた頃以来。その後、出張や旅行で何度か高倉塩小路のお店をのぞきましたが、すでに観光地化しておりany time大行列。メニューはもちろん「ラーメン」系のみ、ライスが人気らしく14時半までには売り切れていました。とりあえず「ラーメン」(780円)を、ポチッとな。食券を渡す際、「脂少なめ」「カラめ」などと好みを伝える客が多く、それがスンナリ通るオペレーション。そういう店だったかなぁ……個人的には、「好み」の指定は東京に来てから知りましたので、昔の「本家」はそうではなかったような。
コンモリ盛られた九条ネギと、小型のチャーシューが「花咲く」感じが、いかにも京都っぽい丼景色。まずは、スープを一口……以前食べたのは30年以上前ですので全くアテにはなりませんが、私の記憶とはやや違いますな。豚清湯で旨味重視という、現代に通じる斬新なコンセプトはそのままですが、昔よりはややアッサリとしており醤油のキレも抑え気味、その代わりカエシが甘みをやや増しており、そのせいか旨味をより強く感じます。でもまぁ、こういう方向性の方が本来のコンセプトに合ってたり。
麺は、中細というより少し細めの中太といった、シッカリとした存在感のストレート麺。加水率低めゆえ、食べている間にカタさが変化していきますが、ピッタリ中盤にコシとしなやかさがバランスするような、計算づくのゆで加減。ポクポクとした軽快な歯切れ、そしてハッキリとした主張の甘さで、京都ラーメンの本領ここにあり。
具材は、チャーシュー・モヤシに、九条ネギがタップリ。この九条ネギの盛り方は、昔から京都ラーメンの「お約束」でしたが、薄切り・小型のバラ肉チャーシューを、円形に散らすやり方は、「新福菜館」や「第一旭」以外では、昔(30年以上前)はあまり見ませんでしたな……広島から京都に引っ越して食べた時、「広島ラーメンに似てる」なんて思ったものでした。さて、この店のお約束といえば、卓上のホワイト・ペッパー。私も序盤にスープを少し飲んだ後は、バッサバッサとふりかけて、昔の京都の雰囲気を楽しみました。

「any time」大行列の京都「本家」に比べて、平日14時過ぎれば比較的短時間でありつける新宿御苑の「本家」。両者が同じ味なのかは、私には確かめるすべもありませんが、「豚清湯で旨味重視」という本質は、シッカリと受け継がれておりましたな……いわゆる「オーバーツーリズム」に陥っている京都に行かずとも、「本家」の本質を楽しめるとは、なんたる幸せ。
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