2019/05/27
とんこつラーメン 中蘭@有楽町 「ラーメン」

あの「一蘭」創業時の味を再現しようというお店が、有楽町にできたとか。場所は有楽町・国際フォーラムに面した山手線ガード下で、最近都会チックに演出された京都「王将」なんかも出店している場所。メインの職場からも近く、いつでも行けると思っておりましたが、そう思うと行けないもの。用事が入って時間のない週末、移動中に訪店。

GW前にオープンしたこのお店、店頭の口上では「一蘭」創業者・中原氏(故人)の協力を得て、「日本初の唐辛子入りとんこつラーメン」を再現したものとか。メニューは基本的に「ラーメン」一本で、あとはトッピングのバリエーション。副食もライスのみで、飲み物もビールか黒烏龍茶。とりあえず入口の券売機で、「ラーメン」(850円)と替玉防止用の「味玉」(100円)をポチッとな。

カウンターについてから好みを紙に記入するという、「一蘭」などと同じ方式、先客は3名のみと空いていましたが、調理には意外にも時間がかかり、約15分ほど待って丼到着。
辛味ダレを混ぜ込まない状態では、スープはかなり上品な味わいで、豚骨のクセも臭みもありません。やや粉っぽくも感じましたが、髄が溶け出ている感じでもないので、ゆで湯管理の問題なのかも。そして、辛味ダレをサックリ混ぜ込みますと、辛味だけでなく、旨味もコクも一気にボルテージ・アップ、スープの色もご覧のように早変わり。さらに、辛味ダレが丼底の方にも沈んでいたのか、食べ進むほどにボルテージが高まって……これで「普通」指定とは思えないほどのアゲアゲっぷり、個人的には「一蘭」よりも攻撃的に感じました。
麺は、いわゆる博多麺で、低加水の極細ストレート。カタめ指定でしたがドンピシャリのゆで上がりで、強めのコシとスムーズなノド越しが見事に両立、ただ歯ごたえは博多麺的なポクポクしたものでなく、多少粘りを感じましたので、微妙に加水率を調整しているのかも。なお、替玉は一杯まで無料で、食券に替玉券がついてきます。
具材は、チャーシュー、ネギに、追加の味玉。よくある博多豚骨系のようにキクラゲがついてきませんが、これは「一蘭」も同様。チャーシューは、中までシッカリ味をしみこませて、ホロホロの柔らかさに仕上げたもの、そのまま食べるもよし、崩して麺に絡めるもよし。味玉は、意外にも黄身の甘みをグッと引き立てるような演出で、最初はホノ甘い豚骨に対して合わないかと思いましたが、辛さがボルテージ・アップしたスープとは、この甘味が見事なコントラストを演出し、コイツはなかなか食べ応え。

都心では、「一蘭」はどこも大人気で常に行列。その点、この場所は有楽町にしては人通りも少なく、「一蘭」の原点となった味を行列なしで楽しめるのがウリになりそうですが……プライスまで、「一蘭」と同列にしなくてもよかったのでは。私があまり「一蘭」を訪れないのは、行列のせいもありますが値段に抵抗があるからで、一般的に原価率のよい豚骨スープに少なめの麺量、具材もシンプルなのにあのプライスでは、多店舗展開も海外進出もムベなるかな。なんか久々に、この店の近所の「谷ラーメン」(基本ラーメン600円)に行ってみたいと感じた、オジさんなのでした。
店舗情報は、こちら。
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