2012/03/13
天空の城@三越前 「つけめん(冷)」

前日までのグズついた天気が嘘のような、快晴の土曜日。例によってウォーキング前の腹ごしらえに、末広町の某新店をのぞきますが……秋葉原でも週末もっとも混みあう路地にありまして、当然のごとく相当な行列。ある程度予想していましたので踵を返し、27日オープンの三越前「天空の城」へ。

重厚な外観ですが、内装は一転してアヴァンギャルドなデザインで、メタリックな壁材に赤い足元照明と「SF」を意識した演出です。他店舗改造ではなく民家を全面的に改装したと聞いており、相当にカネがかかっていますな。券売機は入口右手、聞けば今日はつけ麺のみの営業とのことで、仕方なく「つけめん(冷)」(700円)と「たまご」(100円)を、ポチッとな。
女性店員に食券を渡し、「こちらへどうぞ」と誘導されたのが、L字型カウンターの角席で券売機の直近。狭い上にせわしなく、厨房からも配膳しづらいので、普通の店舗なら満員に近づいてから案内する席、先客2名のみの状況で案内されるとは……開店して一週間、まだ手馴れてないのかしら。丼は約9分で到着。
では、つけ汁を一口……う~~ん、「ブルータス、お前もか」。既に無数の類似品が生まれ尽くした「濃厚豚骨魚介」、そのもっとも平均的な味を集約し、初心者にも食べやすいよう多少甘めに仕上げたような、そんな味わい。豚骨・鶏ガラでバランスをとった優しいコク、カツオ・サバでバランスをとった魚介系の柔らかなインパクト、「没個性」を通り越し、すでに「記号化」の域まで昇華された、典型的な「いまどきの豚骨魚介」です。もっとも、あまりに類似品が多いため、最近この系統はスタレはじめていますが。

麺は太麺ストレート。「あと2分」「あと1分」などと声を掛け合いながら厨房でタイマー通りに麺上げしており、あまりにマニュアル通りのオペレーションに、やや不安を感じていましたが、なかなかどうして絶妙の仕上がり。やや固めのゆで加減にキッチリとしたシメ加減、強い歯応えで咀嚼を誘って、上品な甘さをジンワリ舌に伝える、「つけ麺かくあるべし」といった模範的な出来。



店舗情報は、こちら。
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