2019/11/20
麺屋 他力@神田 「(白丸)濃厚地鶏中華そば」

ここ2週ほど、週末ウォーキングの起点にしようとしたお店に上手く入れず大混乱、今週は確実な線を狙いたいところ……あまりウォーキングの起点としては好ましくありませんが、神田の新店「他力」へ。
11月オープンのこのお店、スマホを見ながら「この辺だよなぁ」と思いつつ通りがかり、立派な看板を見て「最近オープンした居酒屋かな?」と思いつつ通り過ぎましたが、戻ってきて暖簾を見ればたしかに「他力」。ちょっと紛らわしいなぁ……

メニューでは各品目に番号がついており、①以下の清湯系が「地鶏中華そば」とそのバリエーション、⑤以下の白丸(鶏白湯)系は「濃厚地鶏中華そば」が筆頭、⑨以下は赤丸(味噌・マー油)系というラインナップ。しかし、卓上のメニュー記載は⑤からで、イチオシなのかと思って白丸系から「濃厚地鶏中華そば」(880円)と「味玉」(100円)をオーダー(後払い制)。
鶏白湯系にしては珍しく、豚骨みたいに白ゴマが光る丼景色。まずは、スープをひと口……う~む、これは「濃い」。最初に迫ってくるのは、鶏ではなく意外にも「カツオ」の風味で、ほとんどエグミが出るほどの強烈なインパクト。次に来るのは醤油ダレで、煮干的な「硬さ」を伴いつつ、「ドスッ」とボディーブローのような「重さ」。最後に来るのが鶏白湯で、名古屋コーチンを約2日間かけて煮込んだということですが……残念ながら、他の味が濃すぎハッキリ言ってよくわからん。
麺は、三河屋製麺製の細ストレート。低加水なのか、ゆで時間が短くポクポクと軽快な歯切れ、もちろん甘みも非常に強く、多少ザラついた麺肌も味濃いスープをよく持ち上げて、まずまずのバランスに持ち込みますが……やっぱ、スープの味濃さが、圧倒的に勝ちますな。多加水にするとか太麺にするとか、アレコレ対策的なものが頭をよぎりますが、そんなことを食べ手に考えさせている時点で、アレなのかも知れません。
具材は見かけによらず結構バリエーション豊かで、チャーシューが鶏ムネ肉1枚と、豚はモモ肉・バラ肉の薄切りがそれぞれ2枚、さらにメンマと薬味のネギに白胡麻と、追加の味玉。特に豚モモ肉(あるいは肩ロースの脂身の少ない部位)を合わせた点が面白く、カタメの食感で咀嚼を誘うことで、噛むうち濃いスープとも合ってきます。味玉もご覧のような仕上がりで、しかも味付けが抑えてあって、濃いスープとも結構よく合う。
一応、卓上の辛子高菜で味変を試みてみましたが、旨味が増してマズマズですが、スープの濃さにさらに濃さが重なる感じで、もともと塩分高めでキレているスープですので、辛味によるキレ増し効果も限定的。

ベースにはコダワっているのでしょうが、それに魚介を足し、タレを足し、さらに様々な具材も足し込んで……まるで油絵のような、塗り重ねの「足し算」に、賛否分かれるかも知れない一杯。卓上のメニューではこの「濃厚地鶏中華そば」が筆頭でしたが、店頭ポスターやチラシでは清湯の「地鶏中華そば」が筆頭ですので、名古屋コーチンの味わいを楽しむなら、そちらがオススメなのかも知れません。
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