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博多長浜とんこつらーめん 虎徹@御茶ノ水 「虎徹らーめん」

虎徹@御茶ノ水・地下道ウォーキング
 またしても雨の土曜日ということで、例によって日比谷~大手町間の地下道で、ひとしきりウォーキング。ひと汗かいたところで、千代田線に乗り御茶ノ水へ。虎徹@御茶ノ水・御茶ノ水駅

 JR御茶ノ水駅の聖橋出口そばに、以前「とんこつらーめん 一心」というお店があり、しばらく宿題にしたままでしたが……「駅前店に名店なし」という自製ジンクスが頭をよぎり、どうも食指が伸びませんでした。しかし、いつの間にか「虎徹」という店に変わったようです。さほど雨にぬれずにアクセスできるし、試しに訪店。
虎徹@御茶ノ水・店舗
虎徹@御茶ノ水・券売機
 メニューは、事実上「虎徹らーめん」一本。替え玉含め、比較的標準的なプライシングです。入口右手の券売機で、「虎徹らーめん」(630円)をポチッとな。1階はカウンター席のみで、2階にはテーブル席も、1階席は無人でしたが「お二階へどうぞ」と声がかかりました。麺の固さは「バリカタ」指定、丼は約5分で到着。
虎徹@御茶ノ水・虎徹ラーメン
虎徹@御茶ノ水・スープ
 では、スープを一口……う~~む、「博多」というよりは「久留米」に近いような。九州産黒豚のゲンコツを一昼夜炊き込んだスープに、頭骨を12時間炊き込んだスープを合わせたというこの一品、頭骨を使っている割には臭みも少なく、強い炊き込みで脂肪分に空気がホイップされたようなフンワリ感があって、濃厚なのに口あたりは軽快。豚骨の甘味を押し出すようなカエシの使い方も見事ですが、ちょっとケミカル的な旨みが露骨かな……
虎徹@御茶ノ水・麺上げ
 麺は低加水・極細ストレートの、いわゆる博多麺。キッチリ「バリカタ」のゆで上がりでしたが、ゆで湯のせいか粉っぽさが少しあります。低加水ゆえ、甘味がダイレクトに舌に伝わる感じで、濃厚なスープにも負けていませんが……強いて言えば押され気味。もう少し太めの麺で、パワーを与えてやってもよかったかも。
虎徹@御茶ノ水・辛子高菜
 具材は、チャーシュー、キクラゲたっぷりに、海苔とネギ。さらに卓上下段には、紅ショウガ、辛子高菜、胡麻、上段にはおろしニンニク、七味、胡椒などを完備。とりあえず、辛子高菜とおろしニンニクを加えてみましたが、シッカリしたボディのスープゆえ、味の変化は極めて緩やか。そしてどこまで行っても、旨味の派手さがつきまとってきます。

虎徹@御茶ノ水・掲示物
 同じ豚骨でも、サラッと半透明なスープの「博多」に対し、「久留米」のスープはガッツリ濃厚。これに対応して、「博多」の麺は切歯26番前後の細さですが、「久留米」は22番前後とやや太い。スープの濃さを麺でどう受けるか、ラーメンにもそれなりの「流儀」があるのですが……「久留米」的な濃厚スープに軽さを加え、敢えて「博多」的な細麺で受け止めようという、面白い試み。「駅前店に名店なし」とは個人的な経験則ですが、有利な立地にもかかわらず、かなりユニークな実験を試みているお店でした。

 店舗情報は、こちら

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miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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