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両国 ときせい@両国 「豚バラ味噌こってり」

ときせい@両国・両国
 その日は急に冷え込んだせいか、夕方頃から悪寒を感じ、くしゃみが止まらなくなりました……コイツはヤバい。油分を多めに摂取して、ハード・ウォーキングでガンガン燃やし、体を温めるに限りますな。久々に「両国 ときせい」へ。
ときせい@両国・店舗
ときせい@両国・券売機
 あの有名店・京橋「ど・みそ」のご主人が修行した店であり、東中野「みそや林檎堂」ご主人の父上の店でもあり、まさに「味噌の系譜」の源流ともいえる老舗。しかし、たまに訪店するたび新メニューが用意されており、ご主人まだまだチャレンジ精神旺盛です。そんな新メニューから、今日は「豚バラ味噌こってり」(850円)をポチッとな。丼は約6分で到着。
ときせい@両国・豚バラみそ2
 あの「ど・みそ」名物「特みそ・こってり」はこの「ときせい」が元祖ですが、この「マジンガーZ」スタイルの丼姿も、こちらが本家本元。そして、表面の分厚い油層のはるか下にしか味噌が見えない「こってり」ギタギタ度合いは、「ときせい」の方が上かもしれません。
ときせい@両国・スープ
 レンゲですくったスープも、味噌と油が「半々」といった塩梅ですが、まずはスープを一口……いやぁ、一度食べたら絶対に忘れられない、「ときせい」独特の風味。味噌は赤味噌主体のブレンドで、これほどの量の油でガッツリとコーティングしても、舌にズンとブチ当たってくる図太いコク。「豚バラ味噌」では辣油もタップリ加えられ、これほどのギタギタ感の中で、油自体がクッキリとした甘みを伝えてくるのが不思議なところ。まさに「味噌こってり」本家の面目躍如ですな。
ときせい@両国・麺上げ
 麺は平打ちストレートで、太麺といってよい幅広さ。以前使っていた麺とは違う気が……しかし、ガッシリとした歯応えと麺肌のモチモチ感が共存するこの麺も、またよし。朴訥とした力強い甘さが、「剛腕系」スープの重たいコクを、シッカリと受け止めます。

 具材は、豚バラ肉、メンマ、モヤシなどゆで野菜、細切りのネギにニラ少々、そして巨大な海苔が2枚。豚バラ肉は薄めの味付けで、濃いスープと上手くバランス、海苔のクォリティや野菜の食感には、まさに「老舗のプライド」を感じさせます。

ときせい@両国・掲示物
 ご主人のチャレンジ精神と、老舗の完成されたテクニックが実現した、「前衛的」……というよりは「ポスト・モダン的」な味噌。アヴァンギャルドであっても、そこには新たな座標軸で独自に捉えた味噌の魅力が湛えられ、「アナキズム」との違いを見せつけます。カウンターから見上げれば、息子さんの店の雑誌記事が誇らしげに飾ってありますな……そういえば、「みそや林檎堂」にも「豚味噌カレーラーメン」というメニューがあった気も。この星一徹の「魔送球」を、どうやって星飛馬が「大リーグボール」に仕上げたか、東中野で近々試してみようと思います。

 店舗情報は、こちら

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miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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