2021/10/19
らーめん ラブル@三軒茶屋 「竹岡式ラーメン」

9月も中旬、最高気温も30度を越えることはなくなり、18時過ぎれば街も暗く。三茶「ラブル」は駅からやや遠く日差しを避けるアーケードもない裏通りにあり、真夏には足が向きませんでしたが、そろそろ体の中で「竹岡式」を切らしてしまいまして。

2017年5月オープンのこのお店、先日田町「竹福」で本格的な「竹岡式」をいただいて以来、準地元のこのお店を再訪せねばと、ずっと念じておりました。オープン当時、メニューは「竹岡式ラーメン」一本でしたが、現在は「勝浦風タンタンメン」や「コショーラーメン」「レモンラーメン」など、バリエーションも豊富に。それにしても「竹岡式」が680円とは激安だなぁ・・・・・・オープン時はチャーシュー3枚入りで700円だったものを、2枚減らしてマイナーチューンした模様。
う~~ん、オープン時よりも、そして田町よりも「黒い」。「竹岡式」エンジンが、ブンブン唸っているような丼景色ですな。まずは、スープをひと口……オープン時よりは、かなりトガった方向に進んでます。「竹岡式」といえば、千葉・富津の濃口醤油「宮醤油」をベースにしたチャーシュー煮汁に、乾麺のゆで湯を加えるというのがオリジナル。それに対して、この店はベーススープには出汁が使われており、その旨味で醤油がトガってしまいそうなところを、ラードで丸めようという戦略ですが……オープン時より明らかに、スープに対してカエシ量が増えており、グイグイとトガってきますな。
麺は、オープン時以来生麺と乾麺から選べましたが、田町との比較もあって乾麺で。ここは、本家格の富津「梅乃家」や田町と同様「都一」の乾麺を使っていますが、田町よりは少し固ゆで。それでも、スープが濃くなったため、麺の色づきもご覧の通り鮮やかで、汁ハネなど気にせずスバァ~~ッとイキますと……スープのトガリは気になりますが、アンバランスなまま力づくで主張してくるところが「千葉」っぽく、もと千葉県民としてはタマリマセン。

具材は、チャーシュー、メンマ、刻みタマネギとネギに、海苔一枚。チャーシューは「竹岡式」の命ですが、期待通りのクォリティ。カタメの食感で、歯を入れるとホロリと崩れ、濃いスープと混じって「極楽」へと誘います。刻みタマネギも文句ありませんが……メンマは、以前から竹岡式にしては味付けが濃く、好みが分かれるところ。とりあえず、入口脇の棚に積んである、業務用メンマの段ボールは片付けたほうがよいのかも。もちろん、「竹岡式」お約束のブラックペッパーも、バッサバッサさせていただきました。

オープン時より、かなり「攻めてきた」印象のある「竹岡式」。コロナの影響もあって、それぞれの店が特徴をさらに「デフォルメ」しないと生きていけないのかもしれませんが……「乾麺だけでも手鍋でゆでて、『ゆで汁』とカエシで作ってみては」、と感じた一杯。かつて、千葉西南部で独自スープを使った「竹岡式」をいくつか食べましたが、手間ヒマかかる割には、なかなか本場の「深み」が出せていない店が多く、やがて消えていった印象。アレコレ悩むより、「ゆで汁」に回帰するのが一案かも。
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