2021/11/27
貝出汁中華そば 貝香屋@新宿三丁目 「濃厚あさり中華そば」

数ヶ月に一度ある新宿方面のお仕事ですが、今日は朝イチから体調不良で、昼飯抜きで帰ろうかとも思いましたが・・・・・・新宿三丁目の「貝香屋」なら駅近だし、都営新宿線なら帰り道もスムーズなので、一杯ひっかけてから帰ることに。

今年1月オープンのこのお店、もとはもつ煮込みの専門店だそうで、店内ポップにも「『煮込み』のプロ」と、自信満々。メニューはオープン時から少し変わったようで、「貝出汁醤油そば」「貝出汁塩そば」はそのままですが、「濃厚あさり中華そば」と「つけ麺」が新登場。とりあえず、筆頭ボタンとなっている「濃厚あさり中華そば」(900円)をポチッとな。
低温調理チャーシューのピンクが、なんとも鮮やかに映える丼景色。まずは、スープをひと口……たしかに強烈な濃さですが、単純な濃さではありませんな。大量のアサリとホタテに昆布を合わせて炊き上げたというこのスープ、敢えて生臭みやエグみは多少残して、ひたすら「貝の濃さ」を追求していますが……煮干しでいうならワタの苦みのような、不思議なほろ苦さが印象的。アサリとホタテの貝柱だけを炊き込んでこんな味がでるかしら……推測ですが、ひょっとしてホタテのキモ(ウロ)も炊き込んでるんじゃないかしら。だとしたら、あまり使われることのない素材ですので、結構希少。
麺は、中細弱縮れ。麺肌の粒々からもわかる通り、全粒粉が相当量練り込まれており、ザクザク感が混じる食感と、力強い甘味。これなら「醤油」や「塩」ならピッタリでしょうが、「濃厚あさり」だとスープが濃すぎて負けてます。まぜそばに使っているという平打ち縮れ太麺でもよかったりして(あとでメニューをよく見たらそれがデフォだと書いてありますが……じゃなんで中細麺?)。
具材は、チャーシュー、青菜に、薬味が白ネギと刻みタマネギ。このチャーシュー、能書きによると「豚肩ロースをマリネし、一日寝かせて低温で」調理したという一品で、たしかによくある単純な低温調理モノよりも味が鮮やか。ただ、「濃厚あさり」独特のスープのカオス的な濃さと合うかというと……こちらもやはり、「醤油」や「塩」に合わせたセッティングかな。

「貝の闇鍋」的な、カオスな濃さが魅力のこの一杯。「濃厚煮干し」に賛否あるように、いやそれ以上に、賛否がはっきり分かれそうな大胆なアプローチですな。私はあまりカバーできませんでしたが、最近ちょっとした「貝出汁」ブームのようで、その一角をなす優秀店。オープン時にやっていた味噌が復活する頃、また訪店したいと思います。
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