2021/11/30
濃厚蟹みそらーめん 石黒商店 渋谷店@渋谷 「濃厚蟹みそらーめん」

あぁ、忙しい。金曜は自宅で仕事するつもりでしたが、もうそんな悠長な時代はとっくに過ぎて、ボロボロの体を引きずって三茶へ。電車での帰り道、渋谷あたりで「何か食べなきゃ」と思い出し途中下車、渋谷三丁目あたりをフラフラ。フルサービスに近づきつつあると聞く「麺魚」を再訪するつもりでしたが、明治通りをはさんで2店舗目を出店した「石黒商店」へフラフラ。

2020年12月オープンのこのお店、神保町に2019年10月にオープンしたお店の2号店です。メニューは「特製蟹みそ」「濃厚蟹みそ」に「辛みそ」「カレーみそ」「ニンニクみそ」と「鬼神」(多分以前「雷神」と言っていた激辛メニュー)あたりが神保町オープン時とほぼ同じで、これに「蟹みそまぜそば」「SGM(スタミナガリマヨまぜそば)」、そして火曜限定の「背脂蟹みそ」が加わっています。とりあえず、基本の「濃厚蟹みそらーめん」(900円)をポチッとな。
モヤシとスイートコーンに、ご主人の修業先「ど・みそ」のDNAを感じさせる丼景色。まずは、スープをひと口……いや、これは相当「進化」していますな。神保町時代は、「濃厚蟹みそ」が蟹出汁2種類、「特製蟹みそ」が蟹出汁3種類を使っており、後者でようやく蟹風味がシッカリと伝わる感じでしたが、コイツはノーマルなのに蟹風味はかつての「特製」なみかそれ以上。また、味噌ダレも、亀戸の老舗味噌店「佐野みそ」と共同開発したもので「ど・みそ」とは全く異なり、たおやかなコクが蟹出汁にピッタリ。また、以前はかなり甘めだったのが気になっていましたが、甘みを少し控えてバランスも向上。
麺は、やや偏平した断面を持つ太縮れ。プリッとした口あたりに重めの歯応え、タピオカ粉使用だそうで、ムチムチ・モチモチと食べ応え十分。一方で、咀嚼を必要とするガッシリ太麺の割には甘みがやや淡白で、これが甘めの味噌ダレにマッチしない問題点がありましたが……味噌スープの進化により、問題解消。むしろ麺の甘みが引き立つバランスに進化して、コイツは美味い。
具材は、チャーシュー、岩海苔、モヤシとコーン、それに薬味がネギと刻みタマネギ。神保町と同様に、チャーシューは厚切りのバラロールで、注文ごとに丁寧に炙りを入れたモノ。濃い味付けが炙りでグッと引き立って、脂身がトロリとして食感もグッド。岩海苔も、高級国産モノと能書きで自慢するだけあって、実に豊かな風味と強い旨味。このあたりも、味噌ダレの甘みが抑えられて、昔より引き立っている感じ。

2年前に神保町にオープンした時は、どこかチグハグな部分が感じられ、2, 3ピース外れたジグソーパズルのような印象でしたが……味噌ダレの甘みが調整されたことで、すべてのピースがビシッとハマり、ようやく本領が発揮されはじめた感のある一杯。神保町時代と同様に、「特製蟹みそ」はさらに蟹風味が強いのかしら……次回はそちらの方向で、是非。
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