2021/12/11
麺や べらぼう@飯田橋 「まぜそば」

あまりにも忙しく疲労もピークで、徐々にメンタルをヤラレそうな予感がする週末。あまり外出する気も起きなくなっていますが、それだと確実にヤラレますので、ターミナル駅の駅近で気軽に寄れそうな、「べらぼう」へ。

2020年8月に銀座一丁目にオープンしたお店が、10月に「飯田橋サクラテラス」へ移転。移転前は狭いお店で券売機すらなく、コロナ対策でアクリル板を置くとカウンター5席のみになるという状態でしたが……いやはや、大変なご出世。メニューの「淡麗煮干」の手もみ麺・ストレート麺選択は移転前からありましたが、「まぜそば」(900円)が新たに加わった模様。もちろんコイツをポチッとな。
注文ごとにバーナーで炙りを入れる、サイコロ・チャーシューのゴロゴロ感が印象的な丼景色。丼底には濃い醤油色のタレ、これを全体にまぶすようにサックリと混ぜ込んで、まずはジュルリとひと口……いやぁ、このタレ濃すぎ。ガツンとした醤油濃さに、魚介の旨味がヤンワリと馴染むタレの味、それが油脂のおかげでびっしりと麺にまとわりついて、ガンガンと醤油味を発揮しますが……まず醤油自体が、「再仕込み」とか「たまり」といった重量感溢れる濃い味わいで、これが魚介の旨味でさらに濃さが増幅され、油脂で重さが増幅されるという……いやぁ、ここまで味濃い油そばは、はじめてかも。
麺は、太麺ストレート。ツルリとした麺肌と、強烈なコシ。歯応えも非常にガッシリしており、ゆで時間6分なのにこのコシと質感とは、ご主人のコダワリの深さがうかがえます。しかし、甘味もタップリで、しかも咀嚼を要求してさらに甘みを強く発揮する麺なのに、完全にタレに負けているとは、これいかに。おそらく、これはどんな麺を持ってきても無理じゃなかろうか。
具材は、チャーシュー、フライドオニオン、モヤシに卵黄、そしてネギに青のり、刻みタマネギといった薬味類。驚くのはこのサイコロ・チャーシューの量で、シッカリ味がしみている上に、炙りで風味・香ばしさがアゲアゲになったものが、10個以上は入っています。ただし、このチャーシューも、タレに絡めるとちょっと味濃すぎに感じますな……薬味では青のりが、イイ感じに活躍します。ソース・タップリのお好み焼きに合うのと同じ理屈ですな。

どことなく「台湾まぜそば」を連想させる丼景色だったり、かつてない味の方向性だったりと、なにか全く新しい地平を切り開こうとしていることはビンビン伝わってくるのですが……それが何であるかを、私のような一般人が理解できるようになるには、もう少し「味の目線」を下げてほしいところ。今後の展開に期待します。
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