2021/12/25
横浜らーめん 大塚家@三軒茶屋 「こいめ・やわめ」

4月に三軒茶屋で新たな仕事をスタートし、まず「地元の一杯」としていただいたのが「大塚家」さんでしたが……あれから7カ月、あまりの忙しさにボロボロで、今日も今日とて休日出社。疲れてばかりもいられないので、2度目の「大塚家」さんで、気合注入。

オープンは2020年7月で、ご主人はあの「武蔵家」出身、正統なる家系店ということで、メニューも「ラーメン」一本になります。ただ、前回食べた印象では、「武蔵家」的な濃さやパンチを抑えて、三軒茶屋のお年寄りや家族連れ含め、すべての方に受け入れられるように、マイナーチェンジしたような印象。であれば、自分用にカスタマイズするしかありません。「ラーメン並」(700円)と「ほうれん草」(100円)をポチッと買って、いつもは「全部フツー」で通す好み指定を、今日は「濃いめ」として、それに合わせて麺も「やわめ」で。
相変わらずチョコレート色っぽいスープ表面が、「武蔵家」系であることを主張する丼景色。まずは、スープをひと口……コクよりも、キレ重視の「濃いめ」ですな。店内で、髄までガッツリ炊き出したハードな豚骨。ただし、多少乳化を進めてあるせいか、「武蔵家」系特有のヘビーなインパクトは少なく、むしろマイルドで優しい口あたり。カエシもコクを抑えてカジュアルな味わいを志向しており、「濃いめ」でカエシを強めても、コクよりはキレが強まるバランス感。
麺は、家系の王道・酒井製麺製の中太ストレート。他の家系麺と比べるとやや細めで、この店は標準でもやや柔らかめのゆで上げでしたが、「やわめ」指定だと箸で持ち上げるだけでビヨンとダレる感じが見えるくらい、ヤワヤワの仕上がり。おかげで、持ち上げ時に麺がお互いに密着し、筆の原理でスープがドップリと持ち上げられて、ゆでで最大限引き出された小麦の甘みが、「濃いめ」で強まったキレによりさらにパワーアップ。いやぁ、「『武蔵家』系はヤワメで頼め」という「伝承」は、ある程度信憑性があるのかも。
具材は、チャーシュー、海苔と、増量したほうれん草。前回と変化を感じたのはチャーシューで、家系によくある薄味・煮豚タイプながら、内部がややレアな感じに、表面がやや濃いめに味付けられて、質感・味わいに変化がついています。多少小型にする代わりに厚みを増して、食べ応えとしてはアップした感じ。ほうれん草は、相変わらずゆるめの搾り方で、濃さを抑えたスープなのでこういうセッティングの方が大正解。

マイルドでカジュアルな味わいの「武蔵家」系。広い意味の「武蔵家」系に、神田「わいず」のような超濃厚・超ハードを求める方には物足りないかもしれませんが、若者が多く、特に若い女性の多いこの街では、そんなスタイルは自ら客を選んでしまうでしょう。この日も、私も含め男女半々といった客入りで、私以外はみなお若い。キチンとターゲティングされた家系店、今後も三茶で重宝されることでしょう。
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