2022/02/16
沖縄料理とそば かんから食堂@渋谷 「ソーキそば」

【まだ師走の頃の食べ歩き】
仕事中、体調に異変を感じ、少し早引けした週末。もう、この歳でこの手の仕事は無理なのかしら……しかしまぁ、腹も減ったし、渋谷で途中下車して昔お世話になった沖縄料理屋でひと息。渋谷駅からは明治通りを少し南に下ったところになりますが、地下出口C2のすぐ近くでアクセス至便。

以前、「島ラー油つけめん」をご紹介しましたが、もちろんトラディショナルな沖縄の麺類も豊富にあり、オリジナルなつけ麺もいくつか種類が。以前、渋谷を仕事の拠点としていた時は、「ソーキそば」や「ラフテーそば」のお世話になりましたが、そんな昔を懐かしんで、今日は王道の「ソーキそば」(880円)で。
赤身と焦げ目が入り交じる、表情豊かなソーキが印象的な丼景色。まずは、スープをひと口……深き旨味にくつろぐひと時、渋谷で働いていた頃を思い出します。沖縄そばのスープは、豚骨清湯とカツオ出汁の組み合わせが基本で、そのバランスに店ごとの特徴あり、この店はカツオ出汁が主体。キリッとしたカツオの風味・旨味に、豚骨がかるく「遊び」を入れるような感覚で、タレによるキレも程よくて……何度食べてもおそれ入る、極上のバランス。
麺は、沖縄そばにもいくつかあるタイプのなかで、(おそらく)小麦と灰汁を使ったもの。似た材料と製法の「ちゃんぽん」麺に食感は近く、微妙にザラついた麺肌と、少しボソッとした軽快な歯切れ。実にしなやかなノド越しで、密着する麺がスープをドップリ持ち上げて、カツオの旨味とタレのキレが、麺の甘みを存分に引き出します。
具材は、大きなソーキが二つとカマボコ、そして薬味がネギと紅生姜。ソーキは豚のスペアリブのことで、骨付きのまま出す店もあるそうですが、この店のソーキは丁寧に骨から外し、中のレア感も残しつつ、表面を軽く炙ったモノ。味付けも他店のように濃くはなく、塩主体のシンプルなものですが、肉への火の入り方が部位によって微妙に違い、それゆえ味わいも部位によって微妙に違って……いや、マジでこいつは絶品。カマボコも、使う魚の種類が違うのか実に味わい深く、カツオ出汁や麺の小麦の甘さにも、これがまた実によく合います。仕上げに卓上の「鰹昆布酢」を投入すると、カツオの旨味・風味が一段とクッキリ・ハッキリして、目を見張るほどの効果。コイツは是非みなさんにおススメしたい。

私は結構「沖縄そば」が好物で、新橋・銀座が仕事の拠点だった時代も、仕事で各所を訪れた際も、沖縄料理屋を見かけては、特徴ある品々をいただいてきました。しかし、そんな私がどなたにも自信をもってオススメできるのは、この「かんから食堂」の「ソーキそば」。「ラフテーそば」も美味しいのですが、大型の角煮は食べ手を選ぶ部分もありますので、誰もが親しめるという意味では、この「ソーキそば」ですな……地下通路を使うとヒカリエなんかからもすぐ近くですので、是非一度お試しあれ。
店舗情報は、こちら。
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