2022/08/20
濃厚豚骨 くまめん@六本木一丁目・六本木 「濃厚豚骨玉名ラーメン」

どんなにコロナが流行ろうとも、絶対に休めなかったプロジェクト期間が終了し、透き通るような青空が目にしみますな……少し気分も開放的、炎天下でしたが六本木一丁目の新店「くまめん」へ。六本木一丁目駅から六本木通りへ抜ける近道は、テレ東などが入る住友不動産六本木グランドタワー内を通るのが、オススメのコース。

7月オープンのこのお店、「ふるめん」の跡地に居抜きで入っていますが、同じ運営会社の新ブランドらしく、「ふるめん」も「五行」跡地へ移転予定。この店のウリは、熊本は玉名のご当地ラーメンで、現地からベテランの方を招いてのオープンだとか。

メニューは、「濃厚豚骨玉名ラーメン」(900円)を筆頭に、「味噌」「煮干醤油」「つけ麺」「冷し中華」(限定)といったラインナップ。まずは、筆頭の「玉名ラーメン」に「高菜」(100円)をつけて。メニューに「『ニンニク入れますか』とお伺いしますので、はい、いいえでお願いします」とありますので、「はい」と素直にお返事します(マシマシ系の呪文を唱えてはなりません)。
予習した玉名ラーメンは「焦がしニンニクチップ」が特徴のはずでしたが、メインはマー油的でいわゆる「熊本系」な丼姿。とりあえず、まずはスープをひと口……なるほどね、ある意味素直で、旨味重視の豚骨路線。博多とか久留米の豚骨とは一線を画して……肉付きのよい豚ガラを炊いて呼び戻しなどせず、むしろ低温でジックリ仕上げたような、旨味をたっぷり含んだ脂分が層をなすスープ。豚骨清湯ではこういうアプローチにお会いする機会もありますが、あえて清湯にもしないローカル的なワイルド感。その旨味を強めの醤油カエシでキリッと絞り込んで……いやいや、コイツはなかなか美味い。
麺は、熊本っぽい中細ストレート。熊本のラーメンは博多や久留米と違って、極細麺よりは太い中細麺。加水率もやや高めで、しなやかさの中にもキッチリとコシも感じさせる、絶妙のゆで加減です。小麦的な甘みもなかなか強く、それが豚骨の旨味でブーストされた醤油ダレでグイグイ引き締められて、コイツは美味い。どちらかというと、麺が勝っているようなバランス感で、コイツは食べ応え十分ですな。
具材は、チャーシュー、キクラゲ、海苔にネギ、お約束のマー油&焦がしニンニクチップと、増量した高菜。チャーシューは、バラロールを低温調理した珍しい一品。豚肉のフレッシュな味わいが、豚骨とマー油でギタギタ・キラキラとメイクアップされて、いい塩梅の「生娘シャブ中」感ですな。もともと旨味重視の豚出汁とも知らず、加えた高菜はチョイと過剰で、それでもこういう尖らせ方も好きな方がいらっしゃるでしょう……すくなくとも、オジさんは好き(笑)。

玉名かぁ……若いころ出張で行きましたな。現地につくと、アポを取っていた方に「ついてこい」と言われてそのままついていき、大きなホテル(旅館?)に挨拶もせず入りズカズカ奥の浴場まで入り込んで「脱げ」といわれて服を脱ぎ、そのまま湯船につかって……「思えば遠くに来たもんだ」を実感したもの。その夜も馬刺しなどアレコレいただきましたが、ラーメンは食べた記憶がなかったり。でも、いい街だったな……リタイアしたら、また行きましょう。
店舗情報は、こちら。
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