2023/02/26
トリポタラーメン SUNDAY@大門 「有明産高級ばら海苔ラーメン」

12月から2月上旬にかけての激烈な仕事ピークをなんとか乗り切り、昨夜はちょっと飲み過ぎてしまった週末土曜日。大門は増上寺赤門あたりは外国人観光客でごった返し、コロナ前の賑わいが戻ってきましたな……あの「THANK」がまた面白い店を出したというので、そちらへ。

場所は、増上寺赤門前を左折して、150mほど南へ進んだあたり、以前「THANK」系の「チリトマラーメン THANK」があったところで、今年1月にリニューアル・オープンしたもの。メニューは「ラーメン」一本で(限定麺は未確認)、あとはトッピングのバリエーション。基本の「ラーメン」(900円)にしようかとも思いましたが、「超おすすめ」表示が気になって、ついつい「有明産高級ばら海苔ラーメン」(1,200円)をポチッとな。ちなみにこの券売機、お札を入れる場所が足元近くの低い場所にあるという不思議なレイアウト、店員さんがほぼ付きっ切りで対応していましたが……
スープの色・質感や、チャーシューの焼き目の色が、「超濃厚」を訴えかける丼景色。まずは、スープをひと口……これはやっちゃったかな。鶏白湯に濃厚な野菜ポタージュを合わせたこのスープ、能書き(写真は下掲)通り、カボチャやニンジンの風味が感じられ、鶏白湯のクセを完全に抑えてソフトな風味に仕上げています。カツオ出汁で加えた旨味もシッカリと効いていますが……バカ舌なのでアテにはなりませんが、私の味覚では「塩味がほぼゼロ」。本来は椎茸・貝柱などでとった塩ダレが効いているはずですが、忘れたのかもしれませんな。「じんわりやさしい味わい」がモットーのようですので、これが本来の味なのかもしれませんが……
麺は、中太ストレート。中加水ですが小麦ギッチリ感が漂う重量級の麺、これが少量の重量級スープのなかでキッチリ麺線を整えられているために、持ち上げにくかったり、すすりにくかったり……オープン当初、麺量が少ないとのネット情報も見かけましたが、それで急遽増やしたのかしら。ただ、そうした食べ難さをのぞけば、質感・歯応えとも文句なしで、この重厚な甘味が、重厚なスープにさぞかしよく合うのでしょうが……さて。
具材は、チャーシュー、メンマ、薬味のネギと、タップリ盛られた「有明産高級ばら海苔」。肩ロース・チャーシューは煮豚タイプで、表面の焼き目クッキリ。ただ見た目よりは味付けはソフトで、スープのソフトな味わいとも絶妙なバランス。このあたりは、スープの塩味にかかわらずよく合うと思えました。メンマも、能書きによれば愛媛県産の孟宗竹使用とか、この業界で国産メンマ使用とは驚くべき企業努力。
そして注目は、有明産の海苔。風味は思ったほど強くありませんでしたが、旨味はさすがに非常に強く、コイツはイイ。鶏の濃厚な旨味に対して、グルタミン酸系の旨味の大量投入はさすがに効き目抜群で、両者のシナジーは目を見張るほど。ま、これに塩ダレに含まれる椎茸のグアニル酸系が加われば、驚くべき「三位一体」が完成したのでしょうが……さて。

最近、あちこちでペジポタ系の復権を感じるようになりましたが……極めつけは、「野菜のみ」というお店も登場したり。ただ、日本にはもともと「サラダ」的な生食文化は当然なく、味噌を使ったり漬物にしたりと……要するに、野菜を味わう上で「塩」はなくてはならない存在だったり。それを極限まで抑えた、あるいは入れるのを忘れたこの一杯。(もし塩ダレを入れ忘れたのなら)まずは、店頭の券売機を改良して全体のオペレーションに余裕を持たせ、提供前に一応味見をしてみるところから、改善してみてはいかがでしょうか。
店舗情報は、こちら。
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