2023/06/04
横浜家系らーめん 輝道家@水道橋 「ラーメン」

4週連続で雨の土曜になるかと思いましたが、午前中には雨も上がり、久々の地上ウォーキング。スタート点近くに見定めていた白山通りの老舗に寄ろうとしたところ、店外の大行列にちょっとビックリ。体調的に濃厚系は避けたいと思っていましたが、やむを得ず退避先に考えていた水道橋の新店「輝道家」へ。

4月オープンのこのお店、ご主人は「武蔵家」で修業後、あの早稲田「武道家」を立ち上げた菊池輝氏で、その後2018年に野方「輝道家」をオープン、水道橋のお店はその2号店になります。家系店ゆえメニューは基本「ラーメン」のみで、あとはトッピングのバリエーションですが、「穂先わかめ」「味付背脂」や「きくらげ」など、結構ユニークな品揃え。ここはデフォでもほうれん草が結構多めと聞いていますので、まずは基本の「ラーメン」(850円)をポチッとな。好みは全部フツーでお願いしました。
これはまた、ガツンと味濃そうなスープの色合い。まずは、スープをひと口……くぅ~~っ、家系でここまで味濃いのは初めてかも。味だけでなく、ベースの豚骨もトロリとした粘度で超濃厚、ただその濃さの割に風味・旨味に柔らかみがあるところが、なんとも不思議。醤油ダレは濃口も薄口も相当な量を使っており、強烈な塩味と深いコク、これでさらに「味濃いめ」を頼む人がいるんでしょうか……ま、家系は「ご飯のおかず」になってナンボですから、「武蔵家」系伝統のおかわり自由ライスをガッツリいきたい人なら、「味濃いめ」もありなのかな。
麺は、かなり太めの中太で、典型的な家系麺ですが、微妙なウェーブがかかっています。加水率はやや高めで、軽くプリッとした口あたりと、軽くモチッとした食感、甘味はかなり力強く、加水率由来のサッパリ感もあって、この「特濃」スープにもバッチリ合ったりして……このあたりのマジックは、さすが菊池輝氏の作品だと唸ります。いやぁ~~コイツは美味い。
具材は、チャーシュー、海苔とほうれん草。肩ロース・チャーシューは、「流行りの低温調理モノかな、家系にしては珍しいか」と思いつつ何気なく口にすると……スモーキーな風味が口腔に溢れてかなりビックリ。ネット情報では、柏「王道家」の燻製技術が導入されているようですが、このシックでソリッドな風味が、濃厚なのに柔らかなコク・旨味のスープにピッタリ合って、驚きのコンビネーション。ほうれん草も、噂通りかなりの量、海苔も三重県産の高級品を使っているようで、風味・旨味とも抜群、コイツは「海苔増し」(150円)も大いに検討の価値ありですな。

卓上には、「輝道家」特製のニンニク醤油漬けがタップリ置かれ、コイツを加えるとさらに濃く、ワイルドに。店ではニンニク醤油漬けをライスにのせ、卓上のマヨネーズをかける食べ方も奨励。さらにもちろん、「武蔵家」系ではデフォのキュウリの漬物も卓上にあって……要するに、家系をおかずに、ライスを2杯でも3杯でもイキたい人に特化したサービス造り。ラーメンだけを評価するのは、コアファイターを評価してガンダムを評価しないに等しい、愚行と言えましょう。
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