喜輪味@東銀座 「味噌らーめん」

 ズルズルと夜まで長引くシラけた会議(17日)、自宅には好物の肴が買い置いてあり、イソイソ帰宅したいところですが……晩酌前に軽く炭水化物をとっておきたいところ。築地市場駅に辿り着く手前で、「喜輪味」に入店。

喜輪味@東銀座・店舗2 国立がんセンターや朝日新聞が面する通り沿い、「なか卯」の隣に6月オープン、東京西部を中心に展開するFC店だと聞いています。

喜輪味@東銀座・路上看板 路上看板にデカデカと「270円」の文字、その横にやや小さい文字で「値段だけでは語れない、本物の味、スタンドらーめん」とのキャッチフレーズ。「値段だけでは語れない」が、まず「値段」を語りたい、そんなメッセージのようですな。

喜輪味@東銀座・券売機 券売機は入口左手、「この味でこの値段」など惹かれぬキャッチが多い中、味噌だけが「白糀味噌ベース」と真面目なコピー、とりあえず「味噌らーめん」(360円)と「味玉」(100円)を、ポチッとな。食券を渡し、出来上がった丼をお盆で受け取って、1階で立ち食いするか、2階「カフェスペース」に運んで食べるというシステム。丼は約4分で到着。

喜輪味@東銀座・味噌

 こういう安さがウリのラーメンは、スープ一口目の印象がすべて。客の「安かろう、悪かろう」的な先入観を、冒頭から裏切る必要がありますな。

 では、スープを一口……なんというか、「先入観通り」の味。お店のHPでは、スープは鶏ガラ・鴨ガラ・鴨肉を使っているとのことでしたが、この味噌に関しては違うのか、そんな味には思えない。お店なりの手間ヒマはかかっているのでしょうが……結果として、固形コンソメスープに似た味がします。味噌ダレの「白糀味噌」には、信州味噌のような繊細な風味と白味噌のような穏やかな甘みが感じられますが、量が少ないためベーススープに包み込まれてしまい……なにがなし、「洋風味噌汁」を飲んでいるような、そんな感覚。

 麺は中太の縮れ麺、スープの印象から、さらなる「先入観」をもって頬張りましたが……いや、こちらは結構イケる。適度な弾力とコシ、玉子麺特有のフックラとした甘みも弱めながらあって、値段以上の手ごたえを感じます。ネットでは菅野製麺製との情報もありましたが、あるいは。

 具材は、チャーシュー、メンマ、海苔にネギ、そして追加の味玉。どれも標準以下で値段なりですが、せめて他店並の値段(100円)の味玉は、何とかしてほしかった。表面の味付けの薄さ以上に、黄身の味付けは気配程度で、ほとんどゆで卵状態。


喜輪味@東銀座・店舗 お隣の「なか卯」は私のお気に入りで、うどんや親子丼をよく食べに行きます。まず、「どういう味を届けたいか」が先にあり、それを譲らない範囲でギリギリのコストダウンを試みる、そんな明快な姿勢が伝わってきます。

 その隣にオープンしたこのお店、どう見ても「どういう値段で届けたいか」が先にありますな……270円と言っても、カップラーメン、コンビニ、ほか弁、ファーストフードと、選択肢は多種多様。その中でこの店を選ぶ方は、「ラーメン屋のラーメンが食べたい」と思っているはずで、問題は否応なく「どういう味を届けるか」になり、逃げ場はない。「どういう値段で届けたいか」、そんな「アジェンダ」を第一に据えても、ラーメン屋は成立しないと思いますな。


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コメント

No title

本当だ
見た目にそそりませんねw

勇気を出して一番安いメニューで良かったのかも!?
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KIWAMI 喜輪味@築地市場

渋滞が普通な夏の週末に、通年ならポイント選びから外す、西伊豆まで往復した翌日は遠くまで出かける気力なく、近場のお店を食べ歩くことに。 朝から営業だと思ってたので、一度 ...

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Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:オッサン
仕事:新橋系サラリーマン
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
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 ・連食・副食・大中盛NG
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