2012/05/24
赤坂麺処 友@赤坂 「半熟煮玉子 芳醇あごだし醤油」

ガッツリ準備が必要だった会議を終えて、ホッと一息。自分へのご褒美をいただきに、赤坂へ。

お目当ては、今週オープンしたばかりの「赤坂麺処 友」。新店の上、営業時間が「スープなくなり次第」ですので、20時過ぎでは終了済みかと思いきや、店外待ち5人と大盛況。客の回転も速く、5分も待たずに入店できました。メニューは「醤油」「塩」「つけ麺」の3系統、とりあえず券売機最上列から「半熟煮玉子 芳醇あごだし醤油」(840円)を、ポチッとな。

カウンター前には、各メニューに添えられる「オリジナル調味料小鉢」の説明書き。店内は3~4人連れが多く、近所に放送局があるせいか映像関係者が多い模様で、話の内容もかなりディープ。私もかつて関わりの深い仕事をしていた時期がありましたので、この雰囲気はちょっと懐かしい……丼は約8分で到着。

では、スープを一口……予想よりかなり派手な味ですが、なかなか美味い。鹿児島産の焼きアゴと真昆布を使ったという魚介出汁、純粋にこの組み合わせだけなら、ホノ甘く透き通るような旨味の出汁になるはずですが、焼き干し特有の風味がダイレクトに感じられるところを見ると、粉末化したモノも使っているかも。コイツにアッサリした豚骨を合わせることで、魚介出汁の微妙なニュアンスを損なうことなく、煮干粉のアクセントと豚骨のコクを上手く両立させて、すべての要素が前面に押し出されてくるような、派手で自己主張の強い味わい。

麺は、細かな縮れの入った中太麺。麺自体の甘みも強い上に、加水率のせいか適度にスープを吸い込んで、こちらもイイ感じで「派手」に仕上がっております。ポクポクっとした歯切れも、なかなかグッド。

具材は、チャーシュー、メンマ、水菜・ワカメ、少量のネギと海苔に、追加の味玉。バラ肉チャーシューとメンマ・味玉はグッと濃い味付けで、それらを水菜・ワカメ・ネギで受け流すというメリハリのつけ方。スープも麺も味が多少派手ですので、この程度のメリハリをつけた方が全体が活きてきます。

さて、注目の「調味料小鉢」は自家製辣油。辣油といってもほとんどが固形物のいわゆる「食べるラー油」的なもので、少し入れようと思ったら、ドバッと8割ほど入ってしまいました。コイツを混ぜ込んでいただきますと……ガッツリ山椒がきいており、全体として四川風な味わいに。面白くはありますが、これが美味いかと言えば……先日食べた、新橋「真魚」と同じ轍を踏んでおりますな。

店舗情報は、こちら。
(蛇足)使っている食材や味のスタイルは、津田沼「栄昇らーめん」に通じるものが。同店をご存知の方は参考にしてください。
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