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ATAGO(京鰹節つけ麺 愛宕)@新橋 「ツケ麺(こってり)」

ATAGO@新橋・夜の新橋
 あれこれ多忙な一週間も、ようやく終了。自分へのご褒美に、最近移転した新橋某店へ足を向けますが……移転前の味が少し好みから外れていたため、どうも気乗りがしません。移動を途中で打ち切り、「ATAGO」へ。
ATAGO@新橋・店舗
ATAGO@新橋・店舗(夜) 上写真は以前昼間に写したもの。お店は御覧のように真っ黒な外装で、さほど街灯も多くない通りに面していますので、夜は右写真のような有様(暗過ぎてピンボケ)で、場所を知っていないと辿り着くのはちょっと困難。ATAGO@新橋・券売機

 昼と夜の営業でブランド名を変えており、昼が「京鰹節つけ麺 愛宕」で夜が「ATAGO」、味の方も昼は鶏主体で夜は豚主体と、変えております。私のお気に入りは夜の「豚味」、「ラー麺」も美味しいのですが、この日は「ツケ麺」(750円)で。丼は約7分で到着。
ATAGO@新橋・ツケ麺(豚味)
ATAGO@新橋・麺
 どうです、表面のツブツブが愛らしい、この麺。菅野製麺製の中太弱縮れ、そのまま一口いただきますと……口の中にパッと華やかな甘味が広がって、奥ゆかしさのある風味が追いかけてくるような、この美味さ。麺だけで作りだす、冒頭からのクライマックス、驚きのパフォーマンスです。
ATAGO@新橋・つけ汁&麺 つけ汁は、豚骨主体のベーススープに、節系主体の魚介系をジックリと馴染ませたもの。動物系には少し鶏ガラも使っているのか、以前食べた「ラー麺」よりも豚骨特有のコクの「硬さ」が丸められており、旨みがアップ。そして節粉にはかなり煮干粉を混ぜているらしく、魚介系もコクがアップ。こうした工夫が両者を上手く噛み合わせ、この系統(豚骨魚介)でも突出した完成度に仕上がっています。

 極上の麺に極上のつけ汁、さらにカエシに仕込んだ甘味が麺の甘味と噛み合って、両者融合したその美味さは……絶句するしかありません。以前はチャーシューのパサツキが少し気になりましたが、今日の仕上がりは文句なし。極太メンマはアッサリとした仕上がりですが、「こってり」系のこの「豚味」だからこそ相性バッチリ。

ATAGO@新橋・カウンター
 新橋の片隅で、夜の闇に沈むように営業しているため、いつも客入りはイマイチですが、味は「極上」。マンネリが叫ばれて久しい「豚骨魚介」ですが、緻密に味を積み重ねながらキッチリ仕事をすれば、極めて斬新な結果がキッチリ出るという、良い実証例です。豚骨と魚介の噛み合わせ方、つけ汁と麺の噛み合わせ方、一つ一つの地味な努力と工夫が、ドカンと「ブレーク・スルー」をブチ開けたこの一杯。東京の片隅で、「また豚骨魚介か……」などと溜息ついておられる貴方に、オススメの一杯です。

 店舗情報は、こちら

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miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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