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雲林坊 秋葉原店@岩本町 「汁あり担々麺」

雲林坊@岩本町・交差点
 まだまだ朝晩涼しくて、会社帰りのウォーキングも快適な今日この頃。今日はウォーキング前にカプサイシン採取ということで、神田に進出してきた「雲林坊」を訪店。
雲林坊@岩本町・店舗
雲林坊@岩本町・券売機
 場所は神田と秋葉原の中間あたりで、かつて「らーめん神田 山形家」があった場所。「雲林坊」は、「神田雲林」の2号店として昨年九段下にオープンしたと聞いておりますので、今回の出店は「凱旋3号店」といったところでしょうか。メニューは「担々麺」が汁あり・汁なし、そして「麻婆豆腐かけタンメン」と「塩タンメン」といったラインナップ。今日のところは、筆頭ボタンの「汁あり担々麺」(800円)で。雲林坊@岩本町・水とおしぼり

 カウンターに着席すると、氷入りの冷水と冷えたおしぼりが供されます。私のような汗っかきには、とっても嬉しいサービスですな……しかも、お水はちょっとレモンの風味がして、とっても爽やか。もうもうと湯気の立つ厨房から、約6分で丼が供されます。
雲林坊@岩本町・汁あり担々麺
雲林坊@岩本町・スープ
 赤と緑の「クリスマスカラー」が引き立つ丼姿。では、まずはスープを一口……お、これは面白い。老鶏とホタテ干し貝柱からとったというベーススープ、世の担々スープとは異なって、芝麻醤のコクを控え、ジックリ煮出した鶏のコクで勝負しています。これに絡む辣油は、四川朝天辣椒と唐辛子の2種で辛味を出しており、鋭いキレと力強さが両立した逸品。鶏のコクと辣油の力強さをガッチリ噛み合わせ、キレた辛味と花椒の痺れを突き抜けさせるといった「仕掛け」で、実にユニークな味わいです。
雲林坊@岩本町・麺上げ 麺は、少し細めの中太ストレート。全粒粉使用のためか、強めでハキハキとした甘味が特徴的で、さらに少し柔らかめにゆで上げることで、その味を余すことなく舌に伝えてきます。スープが非常に押し出しの強い味ですので、麺の味もこのくらいの「腕力」が必要ですな。

 具材は、そぼろ肉、モヤシ、ネギ2種といった布陣。丼の中は、スープと麺の「ガップリ四つ」といった緊迫したシチュエーションですので、モヤシが加える「水入り」感は非常に効果的。鶏・ホタテの旨みが充満する中で、そぼろ肉の旨みもクッキリと映えてきます。

雲林坊@岩本町・能書き
 コク・キレ・旨みの三要素を、芝麻醤・辣油・スープに体現させて、その交わり・揺らぎを楽しむのが担々麺。しかしこの一品は、コク・旨みをスープ一人に体現させて、辣油との「直接対決」に臨ませるという、ある意味「ストロング・スタイル」が特徴的で、考え方としては「勝浦タンタンメン」に通じるものもあるのかも……担々麺という狭いジャンルで独自の方法により確立した、個性と美味さの両立。まさに、名店「山形家」の跡地を継ぐにふさわしいお店と言えましょう。

 店舗情報は、こちら
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miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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