2012/06/21
雲林坊 秋葉原店@岩本町 「汁あり担々麺」

まだまだ朝晩涼しくて、会社帰りのウォーキングも快適な今日この頃。今日はウォーキング前にカプサイシン採取ということで、神田に進出してきた「雲林坊」を訪店。

場所は神田と秋葉原の中間あたりで、かつて「らーめん神田 山形家」があった場所。「雲林坊」は、「神田雲林」の2号店として昨年九段下にオープンしたと聞いておりますので、今回の出店は「凱旋3号店」といったところでしょうか。メニューは「担々麺」が汁あり・汁なし、そして「麻婆豆腐かけタンメン」と「塩タンメン」といったラインナップ。今日のところは、筆頭ボタンの「汁あり担々麺」(800円)で。

カウンターに着席すると、氷入りの冷水と冷えたおしぼりが供されます。私のような汗っかきには、とっても嬉しいサービスですな……しかも、お水はちょっとレモンの風味がして、とっても爽やか。もうもうと湯気の立つ厨房から、約6分で丼が供されます。

赤と緑の「クリスマスカラー」が引き立つ丼姿。では、まずはスープを一口……お、これは面白い。老鶏とホタテ干し貝柱からとったというベーススープ、世の担々スープとは異なって、芝麻醤のコクを控え、ジックリ煮出した鶏のコクで勝負しています。これに絡む辣油は、四川朝天辣椒と唐辛子の2種で辛味を出しており、鋭いキレと力強さが両立した逸品。鶏のコクと辣油の力強さをガッチリ噛み合わせ、キレた辛味と花椒の痺れを突き抜けさせるといった「仕掛け」で、実にユニークな味わいです。

具材は、そぼろ肉、モヤシ、ネギ2種といった布陣。丼の中は、スープと麺の「ガップリ四つ」といった緊迫したシチュエーションですので、モヤシが加える「水入り」感は非常に効果的。鶏・ホタテの旨みが充満する中で、そぼろ肉の旨みもクッキリと映えてきます。

コク・キレ・旨みの三要素を、芝麻醤・辣油・スープに体現させて、その交わり・揺らぎを楽しむのが担々麺。しかしこの一品は、コク・旨みをスープ一人に体現させて、辣油との「直接対決」に臨ませるという、ある意味「ストロング・スタイル」が特徴的で、考え方としては「勝浦タンタンメン」に通じるものもあるのかも……担々麺という狭いジャンルで独自の方法により確立した、個性と美味さの両立。まさに、名店「山形家」の跡地を継ぐにふさわしいお店と言えましょう。
店舗情報は、こちら。
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