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濃厚鶏そば 麺屋武一@新橋 「濃厚鶏骨醤油そば」

麺屋 武一@新橋・新橋
 梅雨末期特有の、猛烈な蒸し暑さとなった水曜日。ヒートアイランド現象の聖地・新橋で、7月5日にオープンした「麺屋 武一」を訪れます。
麺屋 武一@新橋・店舗
麺屋 武一@新橋・メニュー
 いわゆるレンガ通りから脇の路地を入ってすぐ。路地裏店にしては、アカぬけた内外装で、店内はカウンターよりはテーブル席がメイン。メニューは「濃厚鶏骨醤油そば」「濃厚鶏白湯そば」「鶏そば(塩)」「つけそば」といったラインナップ。壁には「醤油ダレは鶏白湯に合わせるのが難しいが、苦労の末ついに開発に成功」といった趣旨の能書きが貼ってあり、お店の方に訊いても「醤油」がイチオシとのことでしたので、「濃厚鶏骨醤油そば」(780円)でお願いしました。丼は約4分で到着。
麺屋 武一@新橋・濃厚鶏骨醤油
麺屋 武一@新橋・スープ では、スープを一口……おぉ、コイツは濃厚。トロリとした粘度のこのスープ、ガッツリと鶏が炊き込んでありますが、香りに独特のイヤらしさがなく、ポタージュのように少し重めの口あたりですが、「ベジポタ」のようなワザとらしさがありません。まさに「天下一品」に勝るとも劣らない濃度ですが、「天下一品」のようなクセも一切なく、鶏系の旨みを真っ直ぐ力強く訴えかけてくる、ピュアな「鶏ポタージュ」に仕上がっています。醤油ダレもかなり濃い目で、味にビシッと刻みこむ「メリハリ」が、やや重めのスープに「リズム」を与えています。
麺屋 武一@新橋・麺上げ
 麺は中太ストレート、多少柔らかめにゆで上げて、麺の甘味を最大限に引き出し、濃厚なスープに合わせようという作戦。ここまで存在感の強いスープに、真正面から存在感で対抗すれば、とんでもない極太麺になってしまうでしょうから、味で対抗させようという考えは、むしろ正解。ま、それでもかなりスープに押され気味ではありますが。
麺屋 武一@新橋・メンマ
 具材は、鶏チャーシュー、つくね、メンマに水菜、海苔2枚。メンマは穂先の一番柔らかい部分をドッサリと奢ってあり、風味も豊か。そして、特筆はなんといっても「つくね」で、外はカリッと中はジューシー、しかも相当いろいろ混ぜ込んであるらしく、深みのある味わいが印象的。創業メンバーには、焼鳥店経験者が入っているそうですが、納得の出来栄えです。

麺屋 武一@新橋・卓上 魚介系や野菜による小細工を極力排し、ひたすら鶏系食材を炊き込む中で辿り着いた、ピュアなポタージュ。「鶏白湯」を謳う店が乱立する昨今、独自性を打ち出すのはなかなか難しいものがありますが、一口で「どの店とも全く違う」と感じさせる、この個性。終盤、卓上の節粉を加えつつ思いましたが……どことなく、「づゅる麺」のベース・スープに似た雰囲気を醸しているかも。個性だけでなく、クォリティも一線級となれば……ヨッパリーマンが浮遊する新橋には、ちょっともったいない気すらするお店です。

 店舗情報は、こちら

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miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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