2012/07/27
むろや@新宿御苑 「冷やしら~めん」

梅雨明けも近づき、「炎天下」に近いピーカンのお昼時。四谷三丁目の某店をのぞいてみましたが、5席程度の小さな店に、5名の団体客が店外待ち、まともに待てば40分コースですな……踵を返し、汗をぬぐいながら四谷二丁目まで移動、いつもの避難場所「むろや」へ。

「さて今日の限定は?」と券売機を見れば、「冷やしら~めん」(800円)とは天の恵み、ソッコーで食券を購入しカウンターへ。お昼時ですので続々とお客さんが入店し、真夏日ですので続々とつけ麺の注文が入りますが、私の「冷やしら~めん」は、後客のつけ麺に続々と追い抜かれていきます……結構手がかかる一品の模様。約11分後、丼到着。

では、スープを一口……ヒンヤリとしたノド越しが、火照った体をクールダウン。フワッと口の中に広がり、鼻に抜けていく海老の香り。ベースは鶏ガラのようなアッサリとした動物系で、これに椎茸のようなシックな風味をからめて、「むろや」独特の醤油でフワリとまとめています。トロリとした粘度に、煮こごりのような「和」の風味、強いて例えれば、「冶部煮」の煮汁のような味のニュアンス。

麺は中細ストレート、かなり固めにゆで上げて、シッカリと水で締めてあり、ややゴワつきが気になるものの、その分咀嚼を要求されて、麺の甘味が海老風味の中から立ち上がってきます。ただし、トロみのあるスープですので、中細では持ち上がりすぎの感もありますな……思い切って、やや太めの「ひやむぎ」のような麺でも面白かったかも。

具材は、鶏チャーシュー、穂先メンマ、挽肉、ミョウガ、カイワレなど。冷やし系なのに蒸し鶏など使わず、「焼鳥」のようにガツンと濃い味付けの鶏チャーシューを合わせてくるところが、いかにも「むろや」。こんな大胆な手を打っておいて、挽肉をつなぎに、メンマ、カイワレとサッパリ感のグラデーションをキッチリつけてくるあたりも、さすがは「むろや」です。

店舗情報は、こちら。
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