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めん屋 桔梗@新橋 「つけ麺」

桔梗@新橋・お祭り1
 夏真っ盛りで、都内各地の街祭りも真っ盛り。金曜夜は新橋も「こいち祭り」で熱気ムンムン、しばし見物した後向かったのが、最近できた「めん屋 桔梗」
桔梗@新橋・店舗
桔梗@新橋・券売機
 私は百人町のお店の前を通りがかることが多いのですが、他にも都内に何店舗があるようです。少し前には銀座にも出店したようですし、その勢力を拡大中の模様。メニューは「つけ麺」(醤油)、「塩つけ麺」、「辛つけ麺」の3系統、特盛まで同価格で、事実上「全品850円」といった構成です。とりあえず「つけ麺 普通盛」をポチッとな。テレビ前の席でエアコンの風にあたって涼んでいると、丼は約8分で到着。
桔梗@新橋・つけ麺
桔梗@新橋・つけ汁
 では、つけ汁を一口……敢えてジャンル分けすれば豚骨魚介系になるんでしょうが、魚介系と動物系の両者をバランスさせた構成で、どちらかと言えば魚介系の主張が強い。ただ、その魚介系も節系がやや強めながら、各食材の特徴を突出させないバランス型。動物系も豚骨のコクを鶏ガラで優しく包み込んだような味わいで、敢えて主張を抑えている感じ。醤油のコク、辛味・酸味も「無難」な強さに調整されており……全体としても「無難」な方向性。
桔梗@新橋・麺上げ
 麺は、やや太めの中太ストレートの多加水麺で、クセのないスッキリとした甘さ。コイツをつけ汁につけ、ズバァ~~ッとイキますと……魚介系のスッキリとした旨みで、麺の甘味がジンワリと強められ、スキッとノド奥に消えるようなリズム感。なるほど、つけ汁、麺から妙な「ひっかかり」を極力排して、スイスイとリズミカルに食べてもらう、その一点に絞った設計のようです。これなら、同じ850円の特盛(ゆであげ680g)でも、スルッとイケてしまうかも。
桔梗@新橋・味玉
 具材は、つけ汁側にチャーシュー、メンマ、味玉と水菜、そして麺皿には海苔が5枚以上。それぞれ、クォリティ的に目立った点はありませんが、チャーシューも海苔も「ドッサリ感」があり、最初から味玉がデフォで付くなど、他店で言えば「特製」的な構成。これをデフォにして、最初から850円均一にする作戦ですか……まぁ、賛否あるかも。
桔梗@新橋・スープ割
 スープ割に供される割りスープだけ少しいただくと、これがまた実に香ばしい鶏ガラスープで、ガラに少し火を入れてからとっているのかしら……そしてつけ汁を割ると、いい意味でコツンとアクセントがついて、なかなかイケる。こうした「個性化」を、やればできるが敢えてやらないという、デモンストレーションなのかな。

桔梗@新橋・お祭り2 より沢山の麺を、よりスムーズに、そして飽きることなく食べてもらう、すべてをその一点に絞ったように思われる一品。そのポリシーに同意するなら均一価格で最大限の楽しみを、同意できないならそれまで。自社のポリシーに自信がある企業に、たまに見られる戦略ですな……例えばAppleとか。シンプルな主張から生み出される、シンプルな品揃え、その主張するライフスタイルに、より多くの人が共感することで成功に導かれるビジネス・スタイルですが……さてこの「つけ麺」、ラーメン界のiPhoneになれますことやら。

 店舗情報は、こちら

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プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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