2012/08/14
麺家 一なり@新橋 「濃厚豚骨ラーメン(並)」

今日は珍しく朝から雨。会社からの帰り道、少しは涼しいかと汐留あたりを歩くと、ヒートアイランドが昼間の雨を蒸発させて、猛烈な蒸し暑さ。あまりの暑さに、最近「夜の恐怖スポット」として有名になりつつある、日テレ前「綾波レイ・スライダー」を眺めて肝を冷やしてから、新橋の新店「一なり」へ。

場所はちょっと分かりにくく、烏森口からガード沿いを王将に向かう道から、「らぁめん 北斗」脇で斜めに逸れる路地の中ほど。写真がその路地の入口です。

横浜家系のお店ですので、メニューは基本的に「ラーメン」一本ですが、「茎わかめラーメン」が筆頭メニューなのが面白いところ。ま、今日のところは初訪ゆえ、基本の「濃厚豚骨ラーメン(並)」(650円)を、「ほうれん草」(100円)ましで。貼り紙では、麺の固さ(普通~超固)と油の量(抜き~多め)が指定可能とのことで、「固め・少なめ」でお願いしました。丼は、4分弱で到着。

では、スープを一口……おぉ、結構面白い。家系にしては、味の濃さの指定がないなと思っていたら、こりゃ最初から相当「濃いめ」。配膳時に「味が濃かったら言ってください」とアナウンスされるのは、「ウチは濃い目がデフォ」という意味だったんですな。そして、ベースの豚骨がこれまた「濃厚」で、臭みはありませんが、ガツンと「ワイルド」なタッチ。カエシのキレのカッ飛ばし感ともあいまって、結構「ワル」っぽいイメージのスープです。

麺も結構面白い。見た目は太めの中太で、家系特有の麺形状ですが、固さは他店の「固め」よりははるかに固く、ガシガシとカッ込むような感じ。これで「超固」指定だったらどうなることやら……そして、甘みにもドンと押し出すような強さがあって、「ワル」なスープとタイマンはれます。

具材は、チャーシュー、海苔にホウレン草タップリ。海苔のクォリティは文句なし、ホウレン草もややゆで過ぎ感がありますが、味の濃いスープには意外に合う。ただ、チャーシューはゆで豚っぽい素っ気ない仕上がりで、ちょっと残念。卓上の「ハーブにんにく」は、ご主人によれば食後3時間で香りが消えるとのことで、コクの加わり方がどこかソフトで、濃厚なスープにシッカリとフィット。一方、豆板醤は金属的な辛さが強いマスプロ品で、「ワル」なスープには似合いません。

ワイルドな豚骨に、ご意見無用の濃い味付け、そして一本気な固ゆでの麺と、いい意味で「ヤンキー」っぽさが面白い一杯。これにソフトな「ハーブにんにく」を合わせるチャメっけも、むしろヤンキーっぽくて愉快ですが……チャーシューなどに、ややツメの甘さも。例えばマー油あたりも絡めつつ、もっと「道を極」めてもらいたい方向性、「ベイビー」な方々とは、カブらない程度に。
店舗情報は、こちら。
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コメント
No title
こちらから情報仕入れてランチに食べてきましたが
本当に味濃いですねー(中盤、酢で調節しましたよ 笑
人気ナンバー1の茎わかめにしましたが
なんかラーメンにあってないような具材な気が^^;
ですがmilesさんの仰るワイルドな感じは充分堪能できました。
でわ、またです。
2012/08/22 19:03 by はぐれデブ URL 編集
Re: No title
千葉・稲毛に「虎ノ穴」という店があるのですが、
この濃さ、ワイルド感が似ていますね。
まぁ、関東の方には、この味がデフォでもウケるかも。
では!
2012/08/23 23:07 by miles URL 編集