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麺ダイニング ととこ@神保町 「山形名物 つったい(つめたい)ラーメン」

ととこ@神保町・駿河台下
 カッと照ったり曇ったり、溜息が出そうな蒸し暑さの土曜日。山形ラーメンを出すという、駿河台下の話題の新店「ととこ」へ。
ととこ@神保町・店舗
ととこ@神保町・メニュー 「ととこ」とは、山形弁で「鶏の子供」という意味だとか。店のテントに描かれた、可愛いらしいキャラクターが印象的、店内も白いスツールがならぶお洒落なインテリアで、どう見ても女性店主の店ですな……後で挨拶させていただいた女将さんは、笑顔の素敵な方でした。ととこ@神保町・ポップ

 メニューはいろいろ豊富ですが、この暑さでは「冷やし」と行きたいところ。「山形&冷やし」といえば「山形水ラーメン」、都心では銀座「Pour Cafe」でいただけますが、「ととこ」も限定15食で「つったい(つめたい)ラーメン」(700円)を提供中。お昼時は過ぎていましたが、聞けばまだあるとかで、もちろんこれをいただきました。丼は約5分で到着。
ととこ@神保町・つったいラーメン
ととこ@神保町・スープ
 氷の浮かぶ涼しげな丼姿。まずは、スープを一口……いやぁぁ、これは美味い! ベースはスッキリとした魚介出汁が主体ですが、動物系清湯のコツンとしたコクをあてがって、グッと深いコクの醤油で仕上げています。そして、なにより特筆はこの酸味で、淡い甘味を帯びた円やかな酸味が、前半はスープに潔さを加え、後半氷が溶けだすにつれ、爽やかな透明感を加えていきます……「山形産りんご100%」使用のリンゴ酢だそうですが、驚きの効果。
ととこ@神保町・麺上げ
 麺は、米沢・庄内系特有の多加水・細麺ですが、本来強烈に縮れているところを、絡みに配慮してか弱縮れ程度に抑えたもの。冷水でシメてシッカリ水切りしてあり、冷麺的なゴワッとした食感が、また涼しさを誘います。ノド越しも最高。
ととこ@神保町・炙り鶏 具材は、鶏チャーシューにメンマ、ナルト、キュウリ・ネギ・海苔、そしてパラリと花弁らしきものも……いかにも女性的な演出ですな。なんといっても特筆は鶏チャーシューで、炭火で香ばしく仕上げた一品。肉の味がシッカリしており、味付けのメリハリにも上品さがあって、ラーメン店の具材とは思えないクォリティ。冷やしにも合いますが、温かいラーメンの方でいただいてみたい気も。ととこ@神保町・味玉

 また、別皿でサービスの味玉がついてきますが、これも秀逸。八角などエスニック系のスパイスを少し使っているらしく、表面の味付けにパンチをきかせて、黄身は敢えて固ゆででホッコリした甘味を強調、そのバランスが見事です。

ととこ@神保町・卓上 う~~む、このクォリティで700円、他のメニューも惹かれるものばかりで……特にあのリンゴ酢の威力が堪能できそうな、「すっぱ辛い酸ラーメン」なんかが面白そう。しかも、11時~23時の通し営業の上、年中無休とは……このクォリティ、このサービスレベルを、どこまで持続できるのかしら。かつて「エヴァンゲリオン」の第1・2話を見た時、「このクォリティで、本気で数クールやるつもりなのか」という「畏怖」を感じましたが、それと同じ思いがしますな……いやはや、凄い店が出来たものです。

 店舗情報は、こちら

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miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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