2012/12/14
熱烈麺家 いち@末広町 「サンラー麺」

日本海の爆弾低気圧も遠く過ぎ去り、南風もおさまって、再び舞い戻ってきた寒気。さらに夕方に起きた地震のせいか、末広町駅は人もまばらで、ますます寒々しい光景に。こういう夜こそ、ホカホカ・アツアツの一杯を……という訳で、末広町の新店「いち」へ。場所は、以前「北かま」があったあたり。「北かま」は神保町からも同時期に撤退していて、何かあったのかしら。

酸辣麺が主力というこのお店、これなら体も温まりそうです。「タンメン」や「肉ともやしのあんかけそば」なんかにも惹かれますが、まずは基本の「サンラー麺」(680円)で。前店を居抜いた店内は結構広く、この日は先客なしで私一人、閉店1時間前でしたが、厨房もそろそろ後始末に入っているようでした。丼は約5分で到着。

では、スープを一口……おぉ、なかなかイケます。酸辣スープの中でも、トロミはかなり強い部類。ベーススープの程よいコクを、酸味でヤンワリと引き立てながら引き締めて、そのギュッと引き絞られた味わいの中で、辣油がシャープに立ち上がってきます。そのレーザーのような鋭さを、豆腐やカキ玉で上手く包み込んで……もともと、酸辣湯麺とはそういうストーリーの食べ物ですが、バランスを保ちながら最後まで表現し切ることは難しい。このスープは、「成功例」といってよいでしょう。

麺は、やや太めの中太ストレート。弾力の強いシッカリとした麺で、コシも強すぎず弱すぎず、なかなかの食べ応え。なにより、ダレを計算に入れたゆで加減とは思えないのに、最後までダレを感じさせないあたりが、この麺の素性の良さを物語ります。この麺に、粘度の高いがスープがミッシリとまとわりついて、「餡多めの和え麺」のような食べ心地。

具材は、ハム、タケノコ、モヤシ・ニラ、キクラゲなどと、豆腐・カキ玉。具材の種類・量は常識的なレベルだと思いますが、これだけシッカリした麺に食感の変化を加えるとなると、タケノコ・モヤシあたりを増やして、ザクザク・シャキシャキ感を強化する必要を感じますな。

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