2013/12/12
中華そば 時翁@神田 「味玉入り中華そば」

師走を前にただでさえ忙しいのに、余計な依頼ごとを抱え込んで……大変お世話になった方の依頼ですので断れず、予定をキャンセルして休日出社、お昼は神田の新店「時翁」へ。ここは夜一度フラれておりまして、慎重を期して土曜の昼に訪店と相成りました。場所は「七琉門」があったところ、昔の風情を残す南口ガード下のすぐ近く。

メニューは「中華そば」「台湾らーめん」がオン・サービス、「煮干しそば」「塩らーめん」がカミング・スーンといったところ。とりあえず「味玉入り中華そば」(850円)をポチッとな。空席が多い場合は、私はいつも厨房を横から眺められる位置に座るのですが、この店ではちょうどその位置が、入口の青白い照明と店内の昼白色の照明が入り混じる場所で、例によってバカ・カメラの色調が狂い、以下お見苦しい写真でスミマセン(多少補正はしています)。

では、スープを一口……これぞまさに「淡麗」、といったお味。鶏主体と思われる、ごく淡いコクの動物系に、ごく淡いタッチの魚介系をソッとのせたような、薄っすらと伸びやかに広がる、味の色彩。しかし、これを飲み進むうち、ジワジワと舌の味蕾が目覚めていき、フンワリと穏やかな味の中を漂うような感覚に包まれていくから不思議です。

麺は三河屋製麺製の中細ストレート。こちらも外連味のない素直な味わい、ピュアで穏やかな小麦の甘みが、端麗なスープを背景に訥々と語りかけてきます。多少柔らかめのゆで加減が、三河屋製麺さん特有のしなやかさを見事に引き出して、何とも心地よいノド越し。

具材は、チャーシュー、メンマ、海苔に追加の味玉、そして薬味は刻みタマネギとネギ二種です。こうした淡麗系のスープ・麺に、具材の味付けを合わせていくのはかなり難しいのですが、チャーシュー・味玉・メンマとも実に慎重に調整されたもの。そして、注目は薬味類、三種の風味異なる辛みが、穏やかにたゆたう味の水面(みなも)に、キラキラと照り返しを加えるような美しさで、コイツにはしばしウットリ。

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