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そこうまラーメン@人形町・馬喰横山 「味玉鶏コクらーめん」

そこうま@人形町・20131219・路地
 週末は忘年会・大掃除で大忙し、食べ歩きもウォーキングもままなりませんでしたが……また一段と冷え込んだ月曜日、アツアツのラーメン求めて人形町の「奥地」へ。この界隈ははじめて訪れましたが、とてもラーメン店があるような雰囲気ではありません。スマホの地図を頼りに、なんとか到着。
そこうま@人形町・20131219・店舗
そこうま@人形町・20131219・券売機
 12月オープンのこのお店、なんと「そこそこうまいラーメン屋」がキャッチフレーズという……「亀は意外と速く泳ぐ」という映画に、「そこそこラーメン」なるラーメン店が出てきますが、そのあたりのギャグを狙っているとしたら、あまりにも狭すぎ。メニューは「鶏コク」「鶏煮干」の2系統、明太子・高菜などをトッピングした「スープINライス」がウリなところを見ると、鶏白湯がウリの模様、「味玉鶏コクらーめん」(700円)をポチッとな。麺のゆで時間が短く、あっという間に丼到着。
そこうま@人形町・20131219・鶏コク
そこうま@人形町・20131219・スープ
 では、スープを一口……「そこそこ」どころか、こりゃ結構キテいます。野菜・魚介の「小細工」がほとんど感じられない、鶏ガラ・モミジのストレート。しかもジックリ炊き出して深く乳化させており、鶏の風味がイヤミに感じられるギリギリの線まで、濃厚に仕上げています。モミジのコラーゲンによるサラサラ感もホドホドの抑え方、塩ダレによる調味にもメリハリがあって、鶏の旨味が最大限強調されるような塩梅です。
そこうま@人形町・20131219・麺
 麺は、浅草開化楼製の細縮れ。鶏白湯用の麺としては加水率低めで、それゆえダイレクトに伝わる小麦のホッコリとした甘みが、鶏白湯のホノ甘さと見事にマッチして、なんともいえぬ「口福」感。粘度高めのスープを麺の縮れがドップリ持ち上げ、口の中で大きく味わいを広げます……いやぁ、これは美味い。
そこうま@人形町・20131219・チャーシュー
 具材は、チャーシュー、メンマ、芽キャベツに、ネギ・糸唐辛子、そして追加の味玉。特筆はメンマで、醤油で濃く味付けたもの、こいつがメリハリの強いスープにさらにメリハリとリズムを与えて、上手く食べ飽きを防いでいます。味玉も上質なものですが、チャーシューはミッシリとした食感のバラ肉で、全体との相性には賛否あるかも。それとこの芽キャベツですが……シチューなんかを「イメージ」してつけたんでしょうが、キチンと味・風味で合わせるべきかな。

そこうま@人形町・20131219・店内 映画の「そこそこラーメン」は、本来腕の立つご主人が「ある事情」によりワザと「そこそこ」に仕上げた一杯でしたが……こちらは一転、「全開モード」としか思えない「パンチ」のきいた鶏白湯。それに、チーズ・明太子・高菜・あおさの4種トッピングが入った「スープINライス全部乗せ」が200円とは、思いっ切り「勝負」モードに入っていますな……鶏白湯ブームも下火に向かいつつある今年ですが、人形町の片隅で、まだまだ気炎を揚げている一杯でした。

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miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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