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麺屋 縁道@門前仲町 「ラーメン 東北トッピング」

縁道@門前仲町・20140323・交差点
 急に暖かくなり、コートから卒業すると同時に春一番が吹き荒れたこの日、花粉でザラザラする眼をこすりながら門前仲町へ。なんでも「」の跡地に「麺屋 こうじ」グループの店ができたんだとか。場所は葛西橋通りと清澄通りの交差点からほど近く。
縁道@門前仲町・20140323・店舗
縁道@門前仲町・20140323・券売機
 お店の名前は「縁道」で、店主の名前は遠藤さん、「本家大黒屋本舗」や「つけ麺 道」で修業された方だとか。メニューは「つけ麺」「ラーメン」の2系統で、遠藤さんが東北出身ゆえ「東北トッピング」がウリだとか。これは是非試してみたいところですが、「きりたんぽ」などトッピングが炭水化物系になりますので、麺量を抑えるため今日のところは「ラーメン 東北トッピング」(880円)で。ちなみに麺量はラーメンで並150g、つけ麺で並250g、中・大と50gずつ増えていきます。
縁道@門前仲町・20140323・ラーメン・東北
縁道@門前仲町・20140323・スープ
 では、スープを一口……うん、いかにも「こうじ」系らしい「豪快」な味わい。大枠ではいわゆる「濃厚豚骨魚介」系になるんでしょうが、動物系・魚介系の味わいを、それぞれドカドカ自己主張させて、そのせめぎ合いから生まれる高みを楽しませるような、そんなスタイル。どちらかといえば、動物系の「咆哮」がサバ節主体の魚介系を振り切って突き上げており、「ドスッ」とヘヴィなコクが感じられて、この辺がまたいかにも「こうじ」系。
縁道@門前仲町・20140323・麺
 麺は、あの「とみ田」の自家製麺(心の味食品製)で、多加水の中太ストレート。ゴワッとした感じが残るくらい固めのゆで加減で、歯ごたえもムスッと力強い。こうしたストロングスタイルは、ヘヴィなスープによく合っていますが、多加水ゆえのスッキリとした甘みは、好みが分かれるところ。こちらもドカドカ主張させた方が、スタイルの「統一感」が出るような気も。
縁道@門前仲町・20140323・東北トッピング
 注目の「東北トッピング」は、せんべい汁用せんべい(青森直送)、きりたんぽ、肉団子2つに、お麩、そして海苔・カイワレ・ネギが添えられます。せんべいやきりたんぽの素朴な甘さ、生姜を効かせた肉団子などが、このヘヴィなスープに合うのかと半ば疑っていましたが……まぁそこそこ合いますな。特に肉団子の生姜が加えるサッパリ感が、かなり強めのアクセントを加えます。

縁道@門前仲町・20140323・能書 厨房のオペレーションや店員さん同士の声掛け、待ち客の誘導や接客などに、ビシッと一本貫かれた緊張感、そしてドッカンと繰り出されるビック・スケールな味わいなど、まさに「こうじ」系的な要素満載のお店。ただし……門前仲町は、意外に洒落た店の多い街で、お客さんにも「趣味人」的な人が多い。私も、「こうじ」系が本拠としている千葉郊外を食べ歩いていてきたので分かるのですが、あの辺の「ストロング&ビック・スケール」的な味造りが、趣味人の多いこの街で通用するかは別問題。正統大勝軒系としてスタートしながら、最終的にかなり魚介系にシフトし落ち着いた味になった前店「」同様、街に合わせた微調整が不可欠かもしれません。

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miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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