2014/04/03
室壱羅麺@三越前 「夜のつけ麺」

食べ歩きをしていると、臨休や営業変更でお店にフラれることは珍しくありませんが、複数日にわたって同じ店にフラれ続けることは珍しい。しかし……この日も三越前のプレオープン店にフラてしまい、しばしボー然。とりあえず、近くの「室壱羅麺」に避難しました。

2009年オープンのこのお店、「豚骨魚介」ブームの終盤に、上質なスープで名を売りました。当時は「羅麺」「つけ麺」に「辛味和えそば」がありましたが、現在は「つけ麺」が昼用・夜用に分かれ、「味噌」などの限定も。どれにしようか迷いましたが、当時から平日夜限定だった「夜のつけ麺」(850円)をポチッとな。「細麺 160g」と「太麺 200g/300g」が選べますが、全粒粉使用の「細麺 160g」をチョイス。

では、つけ汁を一口……う~~ん、昔はこうじゃなかった気が。ベースは濃厚な豚骨魚介、トロリとした豚骨に、豚足、モミジのコラーゲンでサラリとした口溶けを加味したもので、煮干し・節系・椎茸などで重層的に旨味を加え、味のバランスを取っています。「羅麺」と共通のこのスープを、カエシでつけ汁に仕立てるわけですが……味付けが、あまりにも甘くて酸っぱい。おかげでベースの良さが覆い隠され、何とも残念な仕上がり。

麺は、全粒粉使用の細ストレート。加水率高めでプリッとした食感、甘さを訥々と訴えかけてくるようなスタイルで……相変わらず、なかなかの仕上がり。スープ持ち上げを考え敢えて細く仕上げているのは、もちろんスープに自信があるからですが、今日は結果が見えていますな。

とにかく、コイツをつけ汁に浸してズバァ~~ッとイキますと……以前はスープのコクに麺が押され気味でしたが、甘酸っぱいカエシでコクが弱まり、意外にバランスがとれていたり。ただし、「月並み」なバランスとも言えますな……

具材は、チャーシュー、メンマ、薬味類に、糸唐辛子がパラリ。チャーシューは肩ロースをサイコロ状にカットしたモノ、無難な味付けでそこそこ量も入っており、まずまずの満足度。かつては動物系の濃厚なコクに、糸唐辛子がシャープなキレを加えていましたが、今回はどうにも空回り。

食べ終わる頃、店員さんがスープ割をしてくださいました。割スープはシンプルな煮干し出汁のようで、甘酸っぱさが薄まりスープ本来の上品な味が顔をのぞかせますが……時すでに遅し。

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