2014/09/02
麺屋 武一 はなれ@新橋 「味玉 濃厚鶏白湯そば」

不安定なお天気で、雨交じりの強風が吹く憂鬱な土曜日、今日も今日とて休日出社。8月も最後の週末ですが、この夏は夏休みどころか、例年の1.5倍は仕事したなぁ……曇天を見上げながらタメ息。この日も忙しく、ランチは近場の新橋にできた「武一 はなれ」へ。

場所は、かつて「長介」という店があったところで、その後「愛宕」のセカンドブランド店が入り、おそらくその流れで、新橋「武一」と「愛宕」のコラボ店にリニューアル。店内は「長介」の頃のままで、なんだか懐かしいなぁ……メニューは「濃厚鶏白湯そば」「鶏白湯そば」「濃厚つけそば」の3系統。「愛宕」は意外に濃厚動物系の扱いに長けており、「武一」は味玉・つくねなど鶏系具材が美味い店ですので、両者の良さが出そうな「味玉 濃厚鶏白湯そば」(900円)で。
では、スープを一口……美味いんですが、「愛宕」を知らない人には「武一」との違いが分からないかも。ベースはお馴染み「武一」の濃厚鶏白湯、濃さによる重さをモミジのコラーゲンでカバーして、風味・旨味が実に芳醇、鶏白湯ブームを演出した店ならではの完成度です。こうした動物系に対する「愛宕」のアプローチは実は2種類あり、「出汁」としてカツオの旨味を効かせるタイプと、「スープの一部」としてカツオの風味を主張させるタイプに分かれます。スープが濃厚ゆえ、当然後者を期待していたのですが……意外にも「出汁」に徹した模様。これにより、鶏白湯の旨味に重みとソリッド感が加わり、コクの重心が低くなって、安定した味わいになっていますが……これは初めて食べる人には、「武一」との違いがわからないかも。

麺はおそらく「武一」と同じ中太ストレート。加水率高めでパツッとした麺肌、コイツで濃厚スープとの絡みを調整しつつ、やや柔らかめにゆで上げて、甘みを強調しスープの濃厚な旨味とバランスさせようという……「武一」ならではの円熟したアプローチで、もちろんテッパンの美味さです。

具材は、鶏チャーシュー、つくね、メンマに海苔、刻みタマネギ・万能ネギといった薬味類に、追加の味玉。鶏チャーシューや穂先メンマは、「武一」ならではの完成度、味玉も期待通りで、黄身のフックラとした甘みを活かした味付けです。ただし、つくねはちょっと月並みな仕上がりだなぁ……「武一」オープン当初より、少しデチューンしたのかな。

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