2014/11/10
ろく月@浅草橋 「たまごらーめん」

秋も深まったというのに、季節外れの南風で、なんだか生暖かい金曜夜。ずっと宿題店になっていた「ろく月」へ。浅草橋駅から少し離れた、落ち着いた雰囲気の街に店はあります。

オープンは昨年9月、当初昼営業のみで、その後業態について私が勝手に勘違いしてしまい(夜は居酒屋だと思っていた)、かれこれ1年以上訪店が遅れてしまいました。豚骨店ですので、メニューは「らーめん」系一本ですが、夜は限定で「まぜそば」「濃厚豚骨味噌」を提供。美味いと評判の店、替玉の誘惑に多少なりとも抵抗するため味玉つけて、「たまごらーめん」(780円)をポチッとな。

では、スープを一口……いやぁ、コイツは実にハイレベル、よくある九州系の豚骨とは全く違う、「創作系」の味造り。豚骨は、髄の香ばしさが感じられるほど深く炊き込み、完全乳化させているためモタツキのないスムーズな飲み口。カエシは、真昆布・アサリ・干し椎茸・スルメに4種の塩を合わせたものとか。豚骨のイノシン酸と組み合わせて最強のシナジーとなるよう旨味成分が設計されており、無化調とは思えないほどの旨味の強さ。このためやや塩味が強く感じられますが、タップリ炊き出たゼラチン質が全体をフンワリ包み込み、塩のトガリも感じさせません。

麺は三河屋製麺製で、細麺ストレートですが、いわゆる博多麺より多少太め。豚骨にしては柔らかめのゆで加減ですが、噛み応えノド越しは文句なし。特筆はその味わいで、非常に小麦の風味・甘みがハッキリしており、これらが髄の甘み・香ばしさとガッチリ噛み合って、非常にクッキリと際立った、印象的な味わい。

具材は、チャーシュー、キクラゲ、海苔にネギ、そして追加の味玉。このバラ肉・チャーシューも特筆すべき出来栄えで、丸大豆醤油でシッカリ味付けてある上、肉の風味も実にイキイキ。やや味の濃いスープですので、濃く味付けても埋没しそうなものですが、スープの塩に対して醤油がハッキリとコクの違いを主張して、ますます肉の旨味が活きてきます。

店舗情報は、こちら。
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