2014/11/13
麺屋 こいけ@青山一丁目 「濃厚辛味噌鶏そば」

雨の土曜日。食べ歩こうにも、手元の宿題店リストは豚骨白湯系の店ばかりで、ウォーキング抜きでは食べられません。そのリストのずっと下の方を見ていて、ふと鶏白湯の青山「こいけ」が未訪であることに気付きました。地下鉄駅出口からも近いし、今日はここに決定。

2012年頃から盛り上がった鶏白湯ブーム、その仕掛け人が株式会社テイクユーの大澤氏だそうで、端緒となった店が2011年開業の「こいけ」と、翌年オープンさせた新橋「武一」。ご存じの通り、その後「武一」は6店舗(小川町「和伊まる」含む)に増え、飯田橋「一楽」や最近では築地「築地とり食堂」もコラボ店だと言われており、ラーメン界でも一大勢力に(他業態含めると直営・加盟20店舗以上のグループ)。

メニューは、濃厚系が「濃厚醤油鶏」「濃厚鶏白湯」(塩)と「濃厚辛味噌鶏」、アッサリ系が「地鶏の白湯」で、あとはつけ麺が3種。このグループでも、「こいけ」の鶏白湯は特に濃いと言われていますので、濃厚系から「武一」にはないメニューの「濃厚辛味噌鶏そば」(850円)を、ポチッとな(昼のみ食券制)。辛さは4段階から選べますが、「普通」でお願いしました。

では、スープを一口……いやぁ、噂通りの鶏の濃さ。もはや鶏白湯というより「天下一品」クラスの「鶏濃度」ですが、鶏のクセや臭みを一切感じさせず、コクと旨味がドカンと突出。そして、辛味は明らかに韓国系の唐辛子を使用しており、カドを感じさせない円やかな辛みが、味噌を媒介にシンシンと、濃厚鶏白湯にしみ渡っています。何がなし、深く煮込んだ参鶏湯(サムゲタン)と味噌チゲ(テンジャンチゲ)を合体させ、クセ・臭みを一切取り去って上品に仕上げたような、そんな味わい。万人受けする美味さですな。

麺は細麺ストレートで。「武一」よりも多少細いと感じましたが(勘違い?)、味は非常に「武一」に似ており、多少柔らかめのゆで加減も全く同じ。コイツがドップリと濃厚スープを持ち上げて、持ち前の甘みの強さで受け止めますが、ちょっとスープが勝ち過ぎかな……採算度外視で言えば、このメニューに限り多加水・平打ち太麺あたりが合いそうです。

具材は、鶏チャーシュー、メンマ・つくねに、刻みタマネギ・ニラ・ネギ・糸唐辛子といった薬味類、そしてキャベツがそこそこ入ります。鶏チャーシューは、「武一」同様見事な出来栄え、シットリとした食感で見た目より風味豊か、スープの「潤い」を纏いつつ、実にイイ味出してきます。キャベツによる「チゲ鍋」っぽい演出も、また見事。

終盤に、卓上の魚粉を試してみましたが、全体が韓国料理系のニュアンスですので、こうした魚介のニュアンスは、当然の如く実によく合う。ちなみにスープの辛さは、卓上の「特製辛み」でも調整可能。

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