2015/01/27
SIMBASHI おらが@内幸町 「らーめん」

「おらが」といえば……2008年に新橋にオープン、その後突如として店をたたんで、2011年に五反田へ移転。そしてまた、昨年9月に突如新橋に舞い戻ったと思いきや、11月には突如閉店、そして12月に突如内幸町で再オープンという、なんとも「神出鬼没」なお店。いつまたフラリと引っ越すかも知れませんので、見かけたら食べておかねば……

場所は「大斗」があったところ、看板にはまだその名残りが残っています(横のウズマキ)。ご主人はたしか「大斗」出身なので、里帰りのような恰好ですな。

メニューはご覧の通り、9月に「ホタテの69」をいただきましたので、今回は「らーめん」(780円)で。デフォの「らーめん」は、2008年オープン時に食べて以来ですな。この日、BGMとして布袋寅泰のライブが大音量で流れており、厨房にお客さんの声が伝わらず店員さんが身を乗り出して聞き直すほど。さらに横のリーマン二人連れも、BGMに負けまいと大声でしゃべり始めて……この騒然とした雰囲気、ちょっと考えた方がエエんでは。

では、スープを一口……おぉ、「ホタテの69」同様、非常に深みのある味わい。ベースは深く炊き込み乳化させた鶏・豚ですが、これに魚介出汁を丼で合わせてダブルにしてあります。この魚介出汁がなんとも味わい深くて……煮干でもない鰹でもない深みのある味、五反田では氷下魚(こまい)を使っていたと聞きますが、それを進化させたものかしら。「ホタテの69」よりは油分・塩分控えめで、派手さはありませんが……昔の味を知る身には、こちらの方が「おらが」っぽい。

麺はかなり太めの中太弱縮れで、おそらく移転前と同じカネジン食品製。ツルリとした口あたりに、モチモチと力強い歯応えで、喜多方麺のような迫力。「ほたての69」ほどスープが主張しない分、麺の味わいが活きてくる感じで、バランスとしてはこちらの方がグッドですな。
具材は、チャーシュー、メンマ、海苔に刻みタマネギ。バラ肉チャーシューは、提供前にバーナーで丁寧に炙ってあり、アツアツの肉汁がタップリ、「ホタテの69」よりスープの油分がやや少ないせいか、肉汁のコッテリ感が際立つ感じ。刻みタマネギは、辛さを残したモノがタップリ入って相当ウルさく、賛否あるでしょうが……2008年オープン時から同様で、この店のトレードマークのようなもの。

店舗情報は、こちら。
【記事ご参考になりましたら、こちら(↓)の方をポチッとな】
FC2 Blog Ranking
- 関連記事
-
-
麺屋武蔵 芝浦別巻@田町 「ら~麺(別巻仕立て)」 2015/02/15
-
中華そば かどふく@三田 「中華そば(アゴダシ)」 2015/02/12
-
SIMBASHI おらが@内幸町 「らーめん」 2015/01/27
-
うずまき 別館@赤坂 「担々麺」 2015/01/25
-
ながさき 虎ノ門本店@虎ノ門 「ちゃんぽん」 2015/01/13
-
スポンサーサイト
コメント
No title
ホタテの69も美味しいですけども
やはり「おらが」さんは
昔から食べ慣れたラーメンやあつもりの方が自分の舌に合うようです。
>辛さを残したモノがタップリ入って
私はトッピングで「玉葱」を増すのですが
辛い時と、辛くない時の差が激しいです
氷水にさらすとか、時間を置くとかすると
だいぶ辛味は抜けると思うのですが
切ったばかりの微塵切りは口内が痺れるぐらい痛いし辛いです
正直、どっちかにしてほしいと思います。
2015/01/29 18:17 by はぐれメタボ URL 編集
Re: No title
> 辛い時と、辛くない時の差が激しいです
私は「辛い時」にしかあたったことがありませんが……
お客の「記憶」に残してもらうには、
あの程度の「トガリ」が必要なのかもしれません。
では!
2015/01/31 23:01 by miles URL 編集