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麺屋 ぬかじ@渋谷 「味玉らーめん」

ぬかじ@渋谷・20150915・Disney-Store

 渋谷方面の仕事を終え、フラフラ彷徨う金曜夜。例外的なケースを除き、敢えて25年以上も遠ざけていた街でしたが……ここはどこ、このビルはなぁに? そもそもここは日本なのか、あるいは魔界の入り口なのか(正解はDisney Storeのビル)……スマホだけを頼りに、なんとか「ぬかじ」に辿り着きました。
ぬかじ@渋谷・20150915・店舗
 (店舗写真ピンボケご容赦)昨年11月に上町より移転してオープン、メニューは「つけめん」「らーめん」の2系統と季節の限定、ご飯・生卵がサービスだそうです。初訪ゆえ、とりあえず「味玉らーめん」(880円)をポチッとな。店内は明るくお洒落な雰囲気。
ぬかじ@渋谷・20150915・券売機
 そのせいか女性客が半数以上で……お隣の女性(一人客)は、席に着くなり「W-IPA」(度数・モルト・ホップが強いビール)を注文、一杯やりながらラーメンをお待ちです(ヒエェ~~)。
ぬかじ@渋谷・20150915・らーめんぬかじ@渋谷・20150915・スープ
 では、スープを一口……おおぅ、コイツはマイルド。濃厚なのにクセがなく、シルクのように滑らかな口あたりの鶏白湯が主体で、魚介系は節系のエッジを抑え旨味のシナジーに徹し、醤油ダレもまとめ役に徹していて、すべてがな鶏白湯のマイルド感を盛り立てる方向の、味の構成。ちょっと白ワインを合わせてみたいような、そんな「エレガンス」を感じさせる味で、これが女性に受けない訳がありませんな。
ぬかじ@渋谷・20150915・麺
 麺は中太ストレート。加水率低めの麺をちょいカタ程度にゆで上げて、クッキリとした甘みと適度なコシ。麺肌を敢えて少しザラつかせてあり、スープ持ち上げも十二分、舌・ノド越しに引っ掛かりを生む分、食べ応えを感じさせる麺です。いやぁ、この麺・スープのコンビネーションは最高。
ぬかじ@渋谷・20150915・チャーシュー
 具材は、チャーシュー、メンマ・海苔に、薬味の針生姜とネギ、そして追加の味玉。なんといっても特筆はこのチャーシューで、提供前に温めてありクッキリとした派手な味ですが、自家製ならではの「深み」があって、麺・スープに素晴らしくビビッドな刺激を与えます。
ぬかじ@渋谷・20150915・メンマ
 一方、穂先メンマは敢えてタレでは味付けせず、むしろテボで茹で柔らかくしてからトッピングするという、個人的には初めてお目にかかるアプローチ。加熱しても雑味の出ないクォリティの高さ、そしてシャクシャクと優しい食感と透明感ある味わいで、チャーシューとは対極的な役回り。逆に味玉は濃い味付けで……具材で加えるメリハリ感含めて、すべての完成度が実に高い。

ぬかじ@渋谷・20150915・白醤油 終盤、卓上の「秋刀魚だしの白醤油」を加えると、特有のホノ甘さと強めのキレが加わって、秋のフレーバーまで漂い始めるという……個人的な主観で、あれこれ難クセつけてしまうのがラヲタの性(サガ)ですが、有無を言わさぬ説得力と驚くほどの完成度で、冒頭から圧倒され、あとは「黙って食べるしかない」作品というのがたまにあるもので……間違いなく、そんな一杯。恐るべし渋谷、いきなりこんな「天国に一番近い」一杯に出会えるとは、やはりこの街は「魔界の入口」なのでしょうか……

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miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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