2015/11/26
麺や 維新@目黒 「味玉醤油らぁ麺」

ハロウィン直前の金曜日、目黒へ寄り道すべくJR渋谷駅のホームに立っておりますと……山手線車両から吐き出される仮装行列。外人さんが身にまとった木製のコスチュームが肩に当たって、イタいのなんの……ま、そんなこんなで目黒到着。あの駅前タワマン(写真中央)に住む「リッチ・ピープル」の方々も、今宵はハロウィンなのかしら。

あの「神奈川淡麗系」を代表するといわれる「維新」が、13年10月に目黒へ進出。場所は「朧月」の近くで、先日この界隈を訪れた際も、どちらに行くか迷いました(連食禁止が自己ルール)。メニューは「醤油」「柚子塩」「煮干」の「らぁ麺」と、「細」「柚子辛塩」のつけ麺。まずは筆頭系統から、「味玉醤油らぁ麺」(800円)をポチッとな。
では、スープを一口……良い意味で、「淡麗」とはちょっと違う印象。まず前面に押し出してくるのは、分厚いボディ感の鶏の風味・旨味、これをグッと持ち上げているのは魚介の旨味で、3種の旨味成分をシナジーさせたような力強さ、そして素材の風味を突出させない円熟した味わい。醤油は繊細にして鮮烈、しかし後半温度が下がると、魚介の旨味の影響か、ややエッジが立ち過ぎる傾向にありますな。
麺は自家製で、細麺平打ちのストレート。国産小麦のような繊細な甘味、しなやかで口腔をそよぐような食べ応え……さすが、あの「佐野ジャパン」の一画を成した方の作品ですな。麺の細さ・形状・ゆで加減から、スープ持ち上げまで文句なし、鮮烈な旨味とコクが、麺の甘味をグイグイ引き絞ります。

具材は、チャーシュー、メンマ、海苔にネギ、そして追加の味玉。チャーシューは、低音調理風の肩ロース、どこか不思議な風味が感じられますが……おそらく経時変化的な風味の劣化かも。穂先メンマもやや不思議な味わいで、コチラもあるいは……。

一方、味玉はごらんの仕上がり。黄身の風味・甘みを活かした見事な味付け、白身の味付けとのグラデーションも文句なく、絶品といってよい完成度。分厚い鶏風味のスープとも、実によく合います。

店舗情報は、こちら。
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