2016/01/10
東京らあめんタワー 神田明神下店@秋葉原・末広町 「塩温玉らあめん」

(まだ昨年の食べ歩き)昔から秋葉原は、なぜかクリスマスの装いをしない街……ま、その理由は単純で、かつてこの街に通った私にはイタいほどよく分かります。しかし、ふと見ればUDX横にはササヤかなイルミネーションがあったり、その前ではカップルが自撮りしてたり、ヲタク達の神経を逆なで中。そんな光景を横目に、新店「東京らあめんタワー」へ。

12月オープンのこのお店、09年大門で創業した同名店の2号店になります。店前の口上を読むと、84年に「じゃんがら」を開業させたチームが手がけた店とか……09年以来大門のお店には何回か行きましたが、全然知りませんでした。

メニューは、「醤油」「塩」「江戸甘みそ」「江戸辛みそ」の4系統。未食の「みそ」系に心惹かれますが……かつて課題山積と感じた「塩」も、ずいぶん改良されているとのネット情報。どんな感じか興味が湧いて、「塩温玉らあめん」(830円)をポチッとな。
この店は、激熱のラードを浮かべるのが「トレードマーク」ですので要注意。慎重にひと口いただきますと……そんなに熱くないし、初出だった5年前より格段の進化。魚介の旨味が「クン!」と立ち上がり、その後ろを豚骨・鶏ガラの清湯がさりげなく固めるこのスープ、進化したのは塩ダレの量と質で、魚介風味を消し去るほど強かった塩味は見事にチューンされ、煮干しとおそらく貝類の風味がシナジーする、「磯」の味わいがクリアに姿を現します……5年前から、この「磯」がテーマでしたが、本日初めてお姿拝見。
麺は中太ストレートで、多少偏平した断面形状。加水率高めの麺を、しなやかにゆで上げるスタイルは昔と同じですが、最後までダレずにコシと弾力を感じさせるあたりが、進化の証。優しげな麺の甘味が、キリッとした魚介の旨味から立ち上がってきて、コイツはなかなか。
具材は、チャーシュー、メンマに、大量の三つ葉。バラ肉チャーシューには、昔のような炙りは入りませんが、ガツンとメリハリつけた味付けで、コレは明らかに昔より美味い。魚介系前面のこのスープでも、バラ肉の肉汁がなぜかクッキリ味わえて……これはチャーシュー増しもアリでしょう。昔はウルサくかんじた三つ葉も、全体にシャキンとメリハリがついた一品になりましたので、アクセントとして効果的。

大門本店オープン時から数回通い、激甘で激熱の「醤油」とボンヤリ系の「塩」に、首をひねりながら足を遠のけていましたが……「男子三日会わざれば刮目して見よ」とは、このことですな(5年も会っていませんが)。そこはやはり、「じゃんがら」を手掛けた実力派集団、キッチリ改良を積み重ね、まさに「刮目」モノの見事な進化。これなら「みそ」系も間違いなさそう、なるべく早いうちに再訪します。
店舗情報は、こちら。
【記事ご参考になりましたら、こちら(↓)の方をポチッとな】
FC2 Blog Ranking
- 関連記事
-
-
志奈そば 田なか second@秋葉原 「アジ煮干し塩中華そば」 2016/01/24
-
ラーメン 虹ノ麺@神田 「中華そば」 2016/01/14
-
東京らあめんタワー 神田明神下店@秋葉原・末広町 「塩温玉らあめん」 2016/01/10
-
ピロピロ麺屋@末広町 「元祖ピロピロ麺+煮たまご」 2015/12/15
-
神保町 可以@神保町 「新潟背脂煮干し」(限定) 2015/12/10
-
スポンサーサイト
コメント