2016/06/01
二階堂@九段下 「味玉煮干そば」

先週、オープン直後の「追加工事臨休」という、よくある話ではありますが手痛いかたちでフラれてしまった新店「二階堂」。ちょうど1週後のこの日、またスープ切れなんかでフラれると再起不能となりそうで、午前中から仕事のピッチを上げて定時退社、まだ空が微妙に明るいうちに、お店に到着。場所は、東西線なら九段下が最寄駅です(それ以外なら神保町と九段下からほぼ等距離)。

メニューは、「中華そば」「煮干そば」「つけそば」の3系統、券売機上の能書き(写真は下掲)を見ながら悩みますが……やはり瀬戸内生まれの私としては、「イリコ」の言葉に無条件反応、味玉つけて「味玉煮干そば」をポチッとな。店内はシックで落ち着いた雰囲気、個人店とは思えぬ金のかかった内装ですが……ネットでは、新宿「杉本商店」の関連店との噂も。
透明なスープがキラキラ輝く、なんとも豊饒な丼景色。まずはスープを一口……あぁ、イリコだ……瀬戸内生まれの私にとっては、ソウルフード的な懐かしい風味。結構タレが立ち、キレキレに仕上がったこのスープ、そのかなり強めの塩味を、下から突き破るような強力な煮干風味。香川県は伊吹島産のイリコを中心に、数種類の煮干と昆布で炊き上げたとのことですが、関東のラーメンでは標準的なハードな味わいの背黒系とは全く異なる、瀬戸内のイリコ独特のホッコリ・フンワリとしながら多少クセのある、独特な風味がビンビンと伝わってきます。
麺は、かなり太めの中太平打ちで弱縮れ。国産小麦を使った多加水麺で、ツルツルの麺肌にモッチリとした噛み応え、ピロピロとした口あたりとスムーズなノド越しは、佐野系や喜多方系の麺に通じるもの。内麦使用で多加水ゆえ、甘味は超スッキリタイプな上、麺肌がサラサラのスープをはじき、どうなることかと思いましたが……だから、スープの塩味を高めてあるワケですな。つけ麺のようなイメージでいただくラーメンです。
具材は、チャーシュー、メンマ、海苔にネギ、そして追加の味玉。チャーシューは、ご覧のような超極厚のバラ肉で、ひと昔前はよく見かけたタイプですが、最近はちょっと珍しいスタイル。シッカリと濃く味付けてあり、スープも塩っぱいので多少キャラがカブり気味ですが、食べ応えはもちろんバッチリ。メンマも、非常に風味よく仕上がっています。

味玉も、ご覧のような見事な仕上がり。コチラも味付けがやや濃いめで、チャーシュー同様スープとのコントラストはイマイチですが、単体としてはなかなか美味い。

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