2016/09/06
麺屋 宮本@清澄白河 「濃厚豚骨魚介 味玉らーめん」

猛暑の中、3カ月も続いた土曜休日出社。おかげでもうヘロヘロの金曜夜……明日は仕事も食べ歩きもお休みにしようかしら。ということで、今日のところは「宿題順」は無視し食べたいものを食べることにして、清澄白河の新店「宮本」へ。

8月オープンでこの日が営業2日目、千葉を中心に「背脂らーめん 宮本」を展開する会社による新業態店です。メニューは「濃厚豚骨魚介」の「らーめん」と「つけ麺」、それに「あっさり和風らーめん」の3本立て。最近また「豚骨魚介」を打ち出す新店をポツポツ見かけるようになりましたが、そういう流れがあるのかしら……とりあえず、筆頭系列から「濃厚豚骨魚介 味玉らーめん」(900円)を。お値段的には、やや強気ですな。
おぉ、結構「獰猛」そうな丼景色。まずは、スープを一口……ううむ、「豚骨魚介」ブーム全盛期を思わせる、「勢い」のある味。ポテッとした粘度の動物系、これに節粉・魚粉主体で魚介系をガッツリきかせ、甘めのタレで仕上げておいて、一味主体の辛味でビシッと味を引き締めています。かなり甘めにシフトさせた味のバランスですが、魚粉系の味わいがドライな感じを加える上に、辛味がソリッド感を加えるために、ダレた感じは一切なし。
麺は、かつて「豚骨魚介」系ではお約束だった、少し太めの中太ストレート。過度なカタさ・柔らかさを感じさせない絶妙のゆで加減、加水率はやや高めですが結構甘味がある上、スープの濃密な味に引き立てられて、麺本来の甘味がギュッと凝縮。リッチな噛み応えにボリューム感を感じさせるノド越しと、豚骨魚介ブーム「全盛期」の魅力が、余すところなく再現されています。
具材は、チャーシュー、デフォの味玉半個と追加の一個、そしてネギが2種。白眉はなんといってもこの肩ロース・チャーシューで、提供前に専用のロースターでキッチリ焼きが入れてあり、その香ばしさや味わいはもはやロースト・ポークの世界で、豚骨魚介との取り合わせは結構「斬新」。

味玉も、アグレッシブなスープに負けぬよう、「攻め」の味付けですが……コイツはチョイとヤリスギかな。特に黄身の味付けは、かなり塩っぱい。ちなみに、動物系主体のスープですので、後半卓上のおろしニンニクで味変すると、さらに味が分厚くなります。

私はもともと千葉方面も結構食べ歩いていたので分かるのですが……この「豪快」で「獰猛」なスタイルはまさに千葉の味で、木場・門仲の「まごころ厨房」にも通じるスタイル。食べながら、豚骨魚介ブームの頃に千葉方面で食べた某店に似ていると、ピンと来たのですが……どうにも思い出せません。思えばあのブームがピークだったのも、もはや10年ほども前の話、私もそれだけ年を取ってしまいました。それにしても、こうした「流れ」は10年周期で来るのかしら……ということは、次に再び鶏白湯ブームが来るころには、もはや食べ歩ける歳でもありませんな。ちょっと寂しいオジサンなのでした。
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