2016/10/18

鶏丼や 博多 華味鳥 ららぽーと豊洲店＠豊洲　「特製 鶏塩ラーメン」

　豊洲でのお仕事は残業が多く、またしても夜の食べ歩きの時間が取れません……電車に乗る前に、せめて親子丼でも食べるかと、「ららぽーと豊洲」のフードコートにある「華味鳥」へ。

　ランチ時にはメニューなど見ないのですが、ふと気になって確認すると、お、「特製 鶏塩ラーメン」（880円）とな。「華味鳥」といえば、新宿三井ビルに「博多鶏ソバ」の専門店も出しており、その味には興味津々でした。アレとは別物なのかもしれませんが、とりあえず試してみることに。

　おぉ、白湯ではなく水炊き風の半透明スープに、グッと引きを感じますな。まずは、スープを一口……いやいや、さすがに美味い。「華味鳥」では水炊きもいただいたことがありますが、あのコラーゲン・フルフルのスープよりはアッサリめ。しかし、フワフワッと広がる濃密な鶏の旨味に、塩ダレで実に絶妙な輪郭線を引いて、さらに隠し味の胡椒で味をカッチリまとめ上げ、フンワリ感とカッチリ感が見事にバランスしています。味わい深くて潔い、これぞ「鶏塩・決定版」といった味ですな。

　麺は、やや細めの中太弱縮れ。加水率高めの麺をかためにゆで上げ、プリッとした口あたり。アッサリとしながらも適度な甘み、さらに後半スープを吸って旨味とキレが増してくるという演出。麺量はやや少な目（120gくらい？）に感じましたが、麺が膨らみ食べ応えは十分です。

　具材は、鶏チャーシューに味玉半個、メンマにナルト・海苔、そして白菜に薬味は紫玉ねぎ・ネギの２種。さすがに鶏専門店だけあって、鶏肉は極めて上質で、シルクのような口あたり。塩によるシンプルな味付けですが、その加減が絶妙で、スープ・麺に対してクッキリとしたコントラスト、微妙に残した皮下の脂も、鶏の風味を上手く引き立てており、おもわず唸るほどの「極上」感。言うまでもなく、玉子も極めて上質なもの。

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　新宿の「博多鶏ソバ 華味鳥」は、水炊き・鶏白湯・味噌の3本立てのようですが、おそらくその「水炊きラーメン」の系統と思われる、味わい深く潔い逸品。まぁ、お値段は例によって「豊洲価格」でやむを得ないところですが、新宿三井ビルまで食べに行かずとも、近場のフードコートでサックリいただけるとは、周辺の方々にとってはラッキーですな。ついでに、鶏白湯や味噌も出していただけないかしら……以降は、メニューをマメにチェックしようと誓ったオジサンなのでした。

　店舗情報は、こちら。

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