2016/11/03
支那そば しんば@門前仲町 「特製らーめん(白だし)」

残業でヘロヘロの金曜夜、加えて明日も休日出社……ナエますなぁ。あまり遠くに食べに行く気もせず、門仲「しんば」を再訪してみることに。

8月オープンのこのお店、前回は木場側からアプローチした場合の店舗風景をご紹介しましたが、門仲側から歩くとご覧の有様。これでも看板が見える位置まで少し動いて写してますが……訪れる方は、とにかく永代通り沿いに置かれた、ご覧の路上看板を見逃さぬようご注意ください。

「たんたん亭」系リスペクトなお店ゆえ、前回は「肉ワンタンめん(醤油)」をいただきましたが、メニュー上は「白だし」がトップに来ており、こちらがこの店ならではの味ということでしょう。「肉ワンタン」がワンタン4個、「特製」がワンタン3個にチャーシュー2枚という構成(「チャーシュー」はチャーシュー2種4枚)、今回は後者で攻めることにして、「特製らーめん(白だし)」(1,000円)をポチッとな(食券制)。
いやぁ、実に華麗な丼姿、深みを湛えた色合いに半濁したスープに、ワクワクさせるものがありますな。まずは、スープを一口……いやぁぁぁ、コイツは美味い! 「醤油」は動物系のコクが主体でしたが、「白だし」は魚介がズドンと前面。能書きは写真(下掲)の通りですが、アゴの風味がクッキリしており、独特のホノ甘く深い旨味が見事に表現されています……アゴは長時間水出しした上、温度をキッチリとコントロールしながら出さないと、こういう味にはなりませんが……いやぁ、実に見事。このアゴを柱に、節系・貝系・椎茸の旨味が分厚く取り巻いてシナジーし、無化調とは信じられないほどの「旨味の泉」。愛知・日東醸造のしろたまり醤油も、実に野太い輪郭線を出汁に加えて……コイツはホント、タメ息モノ。
麺は、三河屋製麺製の細ストレート。序盤はややカタメですが、徐々にスープを吸って三河屋製麺さん独特のしなやかさと麺肌のソフト感が際立ってきます。純朴で力強い甘みの麺ですが、コイツがスープの芳醇な旨味と野太い白醤油を吸って……うわぁぁ、もはや「妖しい」ほどまでに、美味い。
具材は、チャーシュー2種に、ワンタン3個、プチ材木メンマとネギ3種。メニューでは、「チャーシュー2枚」とだけありますが、ちゃんと種類まで変えてくるところが、ラヲタ・ゴコロをくすぐります。

しかも追加されるのはご覧のような肩ロースで、見かけは世の低温調理モノに似ていますが、表面から味をシッカリしみ込ませ、おそらく軽くローストしてあります。「低温調理」風でもあり「ロースト・ポーク」風でもあるという面白い仕上がりで、もちろん味もトビキリ。その他の具材の仕上がりも、前回紹介したようにハイレベル。

なぜこちらを先に食べなかったのか、地団駄踏んで悔しがるほど、傑出した一杯。すでに「たんたん亭」系とか「八雲」リスペクトとか、そういう領域を超えて、「しんば」独自の境地を切り開いておられますな……味だけでなく、スープ・ワンタンともアツアツでの提供、これほど良質なスープをナミナミと注ぐ気風(キップ)の良さ、近年珍しいほどのサービス精神ですな……いやぁ、気に入りました。今後は、この店を門仲周辺を食べ歩く際の「拠点」とさせていただきます。
店舗情報は、こちら。
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