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らーめん 一郎@銀座 「味玉醤油らーめん」

一郎@銀座・20161227・数寄屋橋
 数寄屋橋に新店ができたとか。銀座という街の特性上、少し話題となって観光情報として流れようものなら、アッという間に行列店に。私のような行列嫌いは近づけないお店となってしまいます……早めに食べておくに限りますな。
一郎@銀座・20161227・店舗
一郎@銀座・20161227・券売機
 12月オープンのこのお店、ネット情報では東川口某店の店長だった方が、故郷・青森の食材を使ったお店として出したとか。メニューは「醤油らーめん」「塩らーめん」「味噌らーめん」の3系統、とりあえず「味玉醤油らーめん」(880円)あたりを、ポチッとな。一郎@銀座・20161227・能書き

 カウンター7席ほどの狭い店内、しかし内装はキッチリ仕上げてあって、潔く小粋な雰囲気。厨房は2名で切り盛り、調理はほぼ一人でこなしておられますが、麺ゆでにはタイマーを使わず、全てが流れるようなオペレーション、相当な「熟練」を物語ります。
一郎@銀座・20161227・醤油一郎@銀座・20161227・スープ
 ナルトがチャームポイントの丼景色。では、スープを一口……いや、これは美味い、早めに訪店しておいて正解でしたな。能書きは写真の通りですが(一部光っていてスミマセン)、丸鶏スープの存在感が圧倒的、多めの鶏油で風味のボルテージを上げておきながら、シジミ出汁のジンワリとした旨味で全体のバランスを整えようというアプローチ。醤油ダレがまた絶妙で、浮ついたキレなど一切なく、深く円やかな味わいを、スープにシッカリ刻み込みます……スープを舌にのせた瞬間、クラシカルな味わいがスッと弾けて、広がる味の端々に、新しさや深みがフッと顔をのぞかせるような、面白さ。
一郎@銀座・20161227・麺
 麺は中太の弱縮れ。中加水で麺肌にも適度な「抵抗」感があり、ゆで加減も多少柔らかめで、ノスタルジックなすすり心地。北海道産小麦100%とのことですが、加水率や醤油ダレのポテンシャルのせいか、驚くほどシッカリとした甘み。この麺・スープのコンビネーション、ネオ・クラシカルな雰囲気で、なかなかグッドなのですが、丼の形状(底浅・小さめ)に対して麺量のバランスが悪いのか、少し麺を持ち上げニクイのがタマにキズ。
一郎@銀座・20161227・味玉
一郎@銀座・20161227・チャーシュー
 具材は、チャーシュー、メンマ、小松菜にナルト、薬味のネギに追加の味玉。大判の肩ロースチャーシューは薄めの味付けですが、フカッとした歯応えを楽しむうちに、グングン広がるクリアな肉汁が、なかなかグッド。メンマも非常に風味豊かで、最近食べた中では最上位クラス。味玉もご覧のような見事な仕上がり、敢えて薄めの味付けが、全体のネオ・クラシカルな雰囲気によく合います。

一郎@銀座・20161227・卓上
 銀座・新橋で働いて、すでに30年になろうとしていますが……この街では、こういうタイプが伝統的には好まれる。私の後に、妙齢のマダムが毛皮を羽織って一人来店されていましたが、「やっぱりな……」との想いがしきり。ただ、すでにこの街は観光地と化しており、私の横に座るカップルも中国(台湾?)の方。もはや私の感性などアテになりませんが……できれば大騒ぎになる前に、「塩」「味噌」もコンプリートしておきたいところ。

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miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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