2017/01/08
ラーメン凪 豚王@渋谷 「豚王」

【まだ師走の頃の食べ歩き】
渋谷の名店めぐりをしていた時に、資本系無休店の「社員研修」臨休(おそらく年1回?)にブチあたるという、奇跡の経験をしたこの「豚王」。以来、訪店は後回しにしていましたが……そろそろ怒りも収まり訪店。

「凪」はもともと、新宿ゴールデン街で豚骨を提供し始めたのがその発祥。その後、2008年頃より現在主力の煮干ラーメンにシフトし始め、現在は都内(国内?)で「凪」の豚骨を食べられるのはこの「豚王」のみ。

メニューは豚骨系の「豚王」「赤王」「黒王」「翠王」と、煮干ラーメン・つけめん。「サントリーモルツ・中ジョッキで150円」というポップに猛烈に引かれますが……ここはデフォの「豚王」系に替玉抑止策の味玉つけて「味玉豚王」(920円)をポチッとな。「豚王」(820円)+「味玉」(120円)より20円お得という、ちょっと変わった設定。
まずは、スープを一口……なるほど、結構「キレキレ」ですな。サラリとした豚骨スープ、しかし豚の風味・旨味はシッカリでており、カエシもかなり強めに効かせているため、スープを覆う背脂(ラード?)を突き破るように、コク・キレが尖ったシャープな味が、舌にビンビン伝わってきます。さらに後半へ向け、「凪」名物の「海の辛銀だれ」が溶け出すと、煮干しの旨味が加わる上に、辛味で味がさらにシャープになって、キレがどこまでも「加速」。
麺は、極細ストレート。注文時に指定可能な麺のゆで加減は「カタめ」指定でしたが、かなりポキポキに仕上がって、一般的には「ハリガネ」レベル。博多麺特有の小麦ギッチリ感を楽しみながら噛み込めば、その豊かな甘みがキレキレのスープに引き絞られて、非常にクッキリとして彫りの深い「味の造形」。うん、コイツは美味い。

具材は、チャーシュー、キクラゲ、薬味のネギに、追加の味玉。肩ロース・チャーシューは、おそらく煮干ラーメンと共通で低温調理モノ、それゆえ豚の風味が活きており、それが豚骨の風味と見事にコラボして……いや、コイツは煮干ラーメンよりも絶対合ってる。

味玉も、ご覧のような見事な仕上がり。黄身のみを、シンプルかつ強めに塩味を加えるやり方で、そのメリハリのきいたスタイルが、スープのスタイルに見事にマッチ。後半、卓上の「凪唐辛子」を加えれば、さらにキレキレ感がましてヒートアップ。

店舗情報は、こちら。
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