2017/06/15
麺屋武蔵 武骨外伝@渋谷 「濃厚つけ麺」

かなりヘビーな仕事がようやくひとつ片付いたと思ったら、もっとヘビーな仕事が直後に入るという、なんとも「脱力」を誘うシチュエーション。残業も投げだし、茫然と渋谷駅周辺を彷徨いますが……腹減りましたな。そういえば、まだ「武骨外伝」にはお邪魔しておりませんでしたので、この際。

2006年、「武蔵」系4店舗目としてオープン。2003年開業の御徒町「武骨」が濃厚豚骨ベースなのに対し、濃厚鶏白湯ベースというアンチテーゼ的な立ち位置で、だから「武骨外伝」なのかしら? メニューは「濃厚つけ麺」「つけ麺」「辛つけ麺」に「ら~麺」の4系統、券売機では「ら~麺」はかなり下の方に配置されており(写真ではキレてます)、事実上「つけ麺」専門店というスタイル。「外伝」と冠がつくメニューは、巨大チャーシューに特製餡がドップリかかった当店名物ですが、こういうのはちょっと苦手。筆頭系列から、最もシンプルな「濃厚つけ麺」(900円)をポチッとな、麺量は並・中・大から選べますが、いつものように並盛で。
整えられた麺線が、チョイと涼しげな丼景色。まずは、つけ汁を一口……う~~む、コイツは少し苦手なタイプ。アトヅケ的なトロミがついたこのスープ、醤油濃さと甘さが強く、それに次いで節粉系の風味もかなりのもので、それらがトロミのせいで相当クドく感じられ、おかげで肝心の「濃厚鶏白湯」の味わいがカキ消されてしまったような味のバランス。「豚骨魚介系」ブームの末期、「濃厚」感とインパクトをこういうスタイルで表現したつけ麺がかなり見られましたが……味に深みがなく、私はちょっと苦手ですな。
麺は、かなり太めの中太ストレートで、加水率はかなり高め。そのせいか、甘味に透き通るような透明感があり、クセ・雑味もなくてコイツは良品。ゆで上がりも、ノド越し重視のしなやかさ、それでいてモチッとした口あたりと歯応えを兼ね備える、結構ハイレベルな仕上がりです。ただ、ちょっとつけ麺用にしては長いのがタマにキズかな。コイツをつけ汁につけ、ズバァ~~ッとイキますと……トロミのついたつけ汁が、清純派の麺にコレでもかと纏わりついて、どうにもクドい。
クドさに辟易したあたりで、卓上の「外伝七味」を投入。天かすに七味をまぶしたような、辛さと香ばしさが同時に加わる面白い調味料ですが、つけ汁に味の深みがないだけに、スナック菓子やお好み焼きのような味の派手さが加わるだけで、これを美味しいと言うかは意見が分かれるところでしょう。

具材はすべてつけ汁に入っており、ゴロゴロっとチャーシューが数キレと、メンマにネギ。バラ肉・チャーシューは、武蔵系自慢の作品だけに、さすがに美味い。メンマは小さく切り過ぎて底の方に沈んでしまい麺に絡まず、スープ割するまで入っていることに気付きませんでした……

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