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づゅる麺 池田@目黒 「目黒のさんま節らーめん」

池田@目黒・20170716・目黒通り
 GW明けから7月17日まで、10週連続で祝日なしの平日5日勤務が続くという死のロード。そのなかばにさしかかりましたが……すでにバテバテ。あまり、遠くの店を攻める気もせず、例によって「目黒名店めぐり」とまいりましょう。向かったのは「づゅる麺 池田」。
池田@目黒・20170716・店舗
池田@目黒・20170716・券売機
 「づゅる麺」は、むかし青山一丁目に店を出していた時代にずいぶんと通っており、名店めぐりでも後回しにしておりましたが、結構面白い限定をやっているというので、さっそく券売機をチェックすると……全部売り切れ。名物の「つけ麺」は何回も食べたし、ここは未食の「目黒のさんま節らーめん」(780円)に「味玉」(100円)つけて。
池田@目黒・20170716・さんま節池田@目黒・20170716・スープ
 では、スープを一口……あの「つけ麺」を知る人には、ちょっと信じられないほど「淡麗」な味わい。サンマ節を適度に効かせた魚介出汁に、鶏油と揚げネギでコクと旨味をプラスするという基本構成。私もサンマ節を使ったことがありますが、さほど味は強くなく、むしろ硬質なキレが出汁に加わるのが特徴で、まさにその特性を活かした使い方。カエシの強さ次第では、「キレ過ぎ」に陥ってしまうところを、絶妙のバランスで仕上げています。ただし、全体としては味が淡麗な上に、鶏油でさらに味が鈍ってますので、「無化調にしても味が弱すぎ」と感じる方もおられるかも。
池田@目黒・20170716・麺
 麺は、自家製の中太ストレート。この店はメニューによって粉の配合や太さ・仕上げの異なる麺を使っていますが(能書きは下掲)、噛み応えに重さがあるところや、しなやかなのにビビッドな口あたりで、ノド越しが実にスムースなところなんかは、「つけ麺」の麺と相通じるところがありますな。国産小麦がベースですが、こちらにもデュラム粉が少し使われているのか、明快な甘みが印象的。さすが「づゅる麺」と唸らせる、超一級品です。
池田@目黒・20170716・チャーシュー
池田@目黒・20170716・味玉
 具材は、鶏チャーシュー、メンマ、カイワレに揚げネギ、そして薬味のネギと追加の味玉。鶏チャーシューは提供前にバーナーで炙りを入れたモノ、その効果たるや抜群で、なんとも香ばしく、鶏の旨味もドッパドッパ。さらに、これに揚げネギが絡むと、香ばしさと甘味がダブルでシナジー……いやぁ、コイツはなかなか。味玉も、黄身の味を最大限に活かした仕上げ、黄身がトロリとした味玉では、絶対に出せない豊かな甘みです。ただし……メンマに一部、風味の劣化がみられましたな。

池田@目黒・20170716・能書き
 あの濃厚な「つけ麺」がウリの「づゅる麺」にしては、信じられないほど淡麗な一杯。この店で清湯スープといえば、ずいぶん昔に青山店で「にぼし中華そば」をいただき、アレはアレで煮干しが濃厚でしたが……アヴァンギャルドなイメージだった「づゅる麺」も、常連層に合わせて徐々に路線変更をはかっているのかも。創業からすでに11年目、そろそろ「2週目」に入りつつあるのかも知れません。

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Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
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